昨年末にお話をいただき、今年に入ってから作業をすすめていた翻訳事業がありました。それは、中華圏からの観光客や、中国語で日本を案内したい人のための東京と京都のガ
イドブックです。(※詳しくは→幡野ブログ


すでに英語版は出ていて、今回中国語(繁体字)。韓国語もあったらいいな、なんて思いますが、こればかりは出版社様のご判断になりますね。

作業に当たってはただ翻訳するだけでなく、書籍名なども相談に乗りました。
本の特徴や主旨などを聞き、中国人にも、(中国語がある程度分かる)日本人にも
目に飛び込んでくるような題名にしたい、とのこと。

翻訳者の方と相談し、何件か案を出してもらい出版社側にご提案。
その後、決定した中国語の題名は、

『東京(京都)漫遊達人』
(日本語名は、『中国語で案内する東京(京都)』)

です。この「漫遊達人」、良いですよね。確かに日本人にも中国人にも響きそうな文言で、この書籍の「ただ観光地情報を羅列するだけでない、もう一歩突っ込んだ、旅行通(
つう)も喜ぶような情報を」というコンセプトを表しています。

この漫遊達人、もちろんこの書籍が韓国語になるようなことがあったら別の名前になると想像しますが、漫遊達人という漢字をそのまま韓国語(ハングル)に置き換えると、

「만유달인」

ですね。発音すると連音化して、[마뉴다린](マニュタリン)。
「……何のこと!?」とばかりに、印象がガラッと変わってしまうと思うのは私だけでしょうか。
やはり、漢字の持つインパクトというのは大きいなぁ、と感じます。

『교토(도쿄) 만유달인』이라는 중국어로 일본을 안내할 수 있는
책이 나왔습니다. 여러분의 많은 관심을 부탁드립니다.

(キョト(トキョ) マニュタリニラヌン チュングゴロ イルボヌル アンネハルスインヌン チェギ ナワッスムニダ。 ヨロブネ マヌン クァンシムル プタットゥリ
ムニダ。)/『京都(東京)漫遊達人』という、中国語で日本を案内することができる本が出ました。皆さんが多くの関心をお寄せいただければ幸いです)

私としては今後、是非みなさんに、「日本をもっと知る」「日本ファンを増やす」
「外国語で社会貢献する」ということをさらに意識していただきたく、様々な取り組みをしていこうと思っているところです。

そこで、以下の講座情報でお届けしますが、先日試験内容が改定された通訳案内士の育成にも力を入れようと思っており、以下のように無料セミナーを実施する予定です。ご興
味のある方、是非お越しください!




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