2年前に久しぶりに韓国を訪れたとき、以前は聞いたことのなかった接客用語に
多く触れ、とても戸惑った話を当メルマガで紹介しました。

・1回目:「さまざまな依頼表現に戸惑う

・2回目:「お客様、こちらにお越しになられます

・3回目:「新しい接客的?表現。新‘シゴト’の韓国語として教えるべき?


つい最近、韓国ソウルを訪れることがあったのですが、‘新出’(新手(あらて)のと
言いたい気分ですが)接客用語に遭遇したのです。

地下鉄に隣接した地下街を歩いていたときのこと。様々なショップが立ち並んでおり、帽子屋さんの横を通り過ぎようとしたところ、アジュンマ(おばさま)店員さんが、

모자, 5,000원 하십니다.
(モジャ オチョヌォン ハシムニダ/帽子、5000ウォンなさいます)

と言っているではありませんか。いまだに信じられないのですが、確かにそう言っていました。

正しくは、

모자, 5,000원입니다.
(モジャ オチョヌォン イムニダ/帽子、5000ウォンです)

となるべきですね。

また、あるショップでの話。買い物をしたところ、

3,000원이세요.
(サムチョヌォンニセヨ/3000ウォンでいらっしゃいます)

と。あぁ……、でもこれは前回の訪韓で聞いていたので、嫌だけど免疫は
少しついていたような。

でも、いくらなんでも「하십니다(ハシムニダ/なさいます、されます)」はないですよねぇ。なぜ動詞が(悲鳴)!
さすがに韓国人でも「それは有り得ないよ」と思われる人は多いので
はないでしょうか。ムズムズ~~。

「3,000원이세요.」ほど市民権を得ていないとしても、確かにそう言っている人がいた、ということで、さらにウォッチング!していこうと思います。



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。