先日、読売新聞の「なぜなに日本語」コーナーで興味深い記事を読みました。文章で、後に続く部分を省いたりぼかしたりするときに使える表現に「云々(うんぬん)」がある
、と。
例文として、

「党再編うんぬんよりも、国民の信頼を取り戻すのが先だ」
→「とかなんとか」「なんだかんだ」の意味

「終わってから、結果をうんぬんしても仕方がない」
→「あれやこれやとやかく言う」の意味

がある、と。そこで私が興味深いと思ったのはその次から。記事からそのまま抜粋します。

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漢字では「云云(うんぬん)」(または云々(うんぬん))と書きます。「云(うん)」は
「ものを言う」ことを表します。「うんうん」でなく「うんぬん」となるのは、「ん」に続く語の
発音は、言いやすく変化する性質があるからです。
観(かん)+音(おん)で観音(かんのん)、銀(ぎん)+杏(あん)で銀杏(ぎんなん)、
反(はん)+応(おう)で反応(はんのう)などもその例です。

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そういえば、そうですね~~。これは韓国語の音変化、「‘ㄴ(ニウン)’挿入」の
一部分に似た現象ですね!母語だと無頓着になってしまうものです。

韓国語の音変化に慣れるのは本当に大変です。これは理論を頭に入れ、
実践(聞く、話す)をマメに繰り返すという、まさに体育会系アプローチで
身に着けるしかありません。キーッとなりそうな受講生の方がいらっしゃったら、
日本語の「観音」「銀杏」「反応」も似たような現象ですよ~。と、この例えで
気持ちを軽くして差し上げたいと思います。

最後に、新聞で取り上げられていた二つの例文を韓国語でお届けします。

※「とかなんとか」「なんだかんだ」の意味

당재편운운보다 국민의 신뢰를 다시 회복하는 것이 먼저다.

(タンジェッピョン ウヌンポダ クンミネ シrレルr タシ フェボッカヌンゴシ モンジョダ
/党再編うんぬんよりも、国民の信頼を取り戻すのが先だ)

※「あれやこれやとやかく言う」の意味

끝나고 나서 결과에 대해 이것저것 말해도 소용이 없다.

(クンナゴナソ キョルグァエテヘ イゴッチョゴッ マレド ソヨンイ オプタ
/終わってから、結果をうんぬんしても仕方がない)



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