先日、タイのバンコクで開催された「第21回 世界韓国語雄弁大会」に出場し、
大賞(第一位)の「大統領賞」に次ぐ、「国務総理賞」を受賞しました。
日本で例えるならば「総理大臣賞」とでも言いましょうか。

出場者の7割は韓国在住、もしくは海外在住の韓国人なので、その中で
賞レースに食い込めた!というのは、自分でも信じられないことでした。

私は毎年、その年の目標を立てますが、韓国語と中国語の分野においては、
その言葉を使って、人の心を動かしたい、というのが目標でした。

アイケーブリッジの理念は、「アジアに羽ばたく人材育成」。
受講生のみなさんには、語学の上達をベースに、その言語を使って、
現地の人たちと心 の交流をしてほしいと、常々願っています。

しかし、「言うは易く行うは難し」。私の場合、雄弁大会にチャレンジすることにしましたが、韓国語でどのように聴衆の心を動かすことができるか、数か月前から原稿を試行
錯誤し、アドバイスも受け、そして大会直前からそれを訴えかけるための練習を行いました。

幸い発声方法は楽器を演奏するときのお腹の使い方、息の使い方と似ているのでなんとかなりましたし、発音はハングルの教科書を見ながら基本に立ち返り、母音や子音の練習
も行いました。

それから「この言葉はゆっくり言おう」、「この部分はトーンを落として」など、原稿の中で強弱をつける練習もしました。

発表終了後、聴衆の方々、他の弁士たちが、

「너무 잘 하셨어요!(ノーム チャラショッソヨ/すごくお上手でした!)」
「감동 받았어요.(カムドン パダッソヨ/感動しました)」

と声をかけてくれました。お世辞の「잘 하셨어요~(チャラショッソヨ~/上手でしたよ~)」でなく、その表情で、心から言ってくれているのが分かりました。

一連の過程を終え思うのは、人に感動を与えるためには、気持ち、思い、心がまずベースとなり、それを届ける技術がないといけないと思いました。まさに「心技一体」ですね


사람에게 감동을 주기 위해서는 강한 정신과 실력을
겸비해야 합니다.
(サラメゲ カムドンウル ジュギ ウィヘソヌン カンハン チョンシングァ シrリョグr 
キョンビヘヤハムニダ
/人に感動を与えるためには、強い精神力と実力を兼ね備えなければなりません)

語学だけでなく、仕事においても常にこの精神を持ち続けたいと思う次第です。



※韓国語を配信・提供したい個人様または法人様は「お問い合わせ」ください。