6年ぶりに「NHK WORLD KOREA」のラジオ放送にゲスト出演して参りました。
8月28日放送分の「하나Cafe(ハナカフェ)
」です。

この番組には、当校講師の嵯峨山みな子先生が月に一回、レギュラー出演され、
素晴らしい韓国語と面白いトークを聞かせてくださっていたので、前からよく聞いていました。

今回、私が出演したのは、7月末にタイで開かれた第21回世界韓国語雄弁大会で
受賞したときのことを聞かせてほしい、という依頼でした。

韓国語は中国語に比べ、話し慣れているとはいえ、やはり自分にとって母国語ではなく、
20分の番組の対談が、それこそ世界に放送される!ということで、考えれば考えるほど
力が入ってしまいます。

もっとあんなこと話したかった、発音がイマイチだ、イントネーションもイマイチだ、
なんて思い始めたらキリがありませんが、是非お聴き頂ければと思います。こちら
です。

トークの最後に、アナウンサーのシン・ウィスさんから、「大会への出場を通し、幡野さんの
学院で韓国語・中国語を学ぶ皆さんに伝えたいことは?」という質問を頂戴しました。

シン・ウィスさんは、NHKのハングル講座
でもお馴染みのアナウンサーですね。
そこで私はこのように答えました。少し長いですが、書かせていただきます。

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제가 이 대회를 통해 느낀 의의는 한국어를 통해 한국 사람뿐만 아니라
세계 여러 나라 사람들과 한꺼번에 대화를 나눌 수 있다는 점입니다.

저는 원래 세계 여러 나라에 대해 알고 싶다는 욕구가 강하기 때문에
저에게 있어서 인연이 깊은 한국어를 통해 넓은 세계에 대해
깊은 이해를 할 수 있다는 점은 일석이조라고 생각합니다.
이게 전부라고 하기에는 모자랄 정도로 많은 의의가 있습니다.

(中略)

그래서 저희 학원에서 한국어나 중국어를 배우는 분들에게는
외국어 학습을 통해 자신이 인생에서 소중히 여기는 것을
깊이 추구할 수 있거나 꿈을 이룰 수 있다는 점을 꼭 전해 드리고 싶습니다.

(訳)

私がこの大会を通じ感じた意義は、韓国語を通じ、韓国人だけでなく
世界のいろんな国の人々と一度に対話ができるという点です。

私はもともと、世界のいろんな国について知りたいという欲求が強いので
私にとって、縁が深い韓国語を通じ、広い世界について
深い理解を得られるという点は一石二鳥だと思っています。
これがすべてというには足りないほど多くの意義があるんです。

(中略)

なので当校で韓国語や中国語を学ぶ方々には
外国語学習を通じ、自身の人生において大切だと思っていることを
深く追求することができたり、夢を実現させたりすることができる
という点をお伝えしたいです。

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是非皆さんも語学学習を通じ、皆さんなりの「‘一石二鳥’以上のもの」を
掴んで欲しいと願っています!

長くなりますがもう一つ。実は収録後、ずっとモヤモヤが消えなかったのですが、
その正体は、自分の韓国語がイマイチで納得がいかなかったからかと思っていました。

しかし、いま放送を振り返って思ったのは、シン・ウィスさんが
素晴らしかったことに対する(勝手な)敗北感かな?と。

私がラジオ番組の中で質問されるがまま答えた、雄弁、スピーチに対する
‘うんちく’は、「話す」プロ、アナウンサーであるシン・ウィスさんにとっては
朝飯前のことばかりだったろうなぁ、と。

シン・ウィスさんの話の持って行き方や、ユーモア、どれをとっても
素晴らしかったです。お若いシン・ウィスさんのトーク技術を勉強するためにも、
日本語話者として韓国語を極めた通訳者嵯峨山先生のトークを聴くためにも、
「ハナカフェ」を、是非聴いてみてください!



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