キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
ムン大統領は21日(米国現地時間)、バイデン大統領との初の米韓首脳会談を行い、米韓同盟の強固さを確認し、対北朝鮮政策など両国間の主要な課題について深い戦略的コミュニケーションと協力の機会とすることが期待される。「トランプ時代」から「バイデン時代」になり、新たな米韓関係を設定して米朝関係を誘導しなければならないという課題が生じたのである。
ムン大統領は前にもトランプ元米大統領についての評価として、バイデン大統領とキム・ジョンウン北朝鮮国務委員長に次のようなメッセージを送った。トランプ大統領の対北朝鮮政策について、「思わせぶりだったが、完全な成功を収めることはできなかった」と切り捨てた。
トランプ政権の米朝外交を失敗と規定することにより、バイデン大統領とキム委員長の間の新たな関係については成功の可能性をみたということである。ムン大統領は「バイデン大統領が朝鮮半島の非核化と平和定着の進展において歴史的な大統領になってほしい」と述べた。
このような政治的なメッセージは、ムン大統領の今回の訪問の日程にもみられる。ムン大統領はアトランタに移動してSKイノベーションが建設中のバッテリー工場を訪れる。アトランタがあるジョージア州は、前回の米国大統領選挙戦の決戦地でバイデン支持への反転を導いた場所である。伝統的な共和党の庭ともいえるジョージア州で、バイデン大統領は逆転を収め、大統領選挙の勝機を掴んだ。
その場所にSKイノベーションが26億ドルを投資して地域経済再生に乗り出す。ジョージア州は過去最大の外国人投資が、バイデン大統領の功績として評価されうる状況である。ムン大統領がSKイノベーション工場視察をし、米韓間の協力を強調すれば、米国民主党としては選挙の足場を確保することになる。
ムン大統領はアーリントン国立墓地訪問、ペロシ下院議長をはじめとする米議会下院指導部との懇談会、ハリス副大統領との接見、ワシントン朝鮮戦争記念公園の戦死者追悼の壁の着工式出席など様々な日程を通してバイデン政権との関係を深める予定だ。
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