イ・ミンホ=(聯合ニュース)
イ・ミンホ=(聯合ニュース)
KBS第2で今月スタートした新ドラマ『花より男子』。イケメン4人組<F4>は誰が演じるのか、キャスティングの段階から多くの関心を集め、名の知れたイケメン俳優は1度はその名が挙がった。
 
ついに公開された韓国版F4は、意外な顔ぶれだった。リーダーのク・ジュンピョ(原作・道明寺司)に、無名に近い新人俳優イ・ミンホが抜てきされたのだ。ドラマが始まり、イ・ミンホはファンの不安をかき消し一夜にしてスターとなった。各種ポータルサイトでは検索ランキングの上位に入り、一日10万人のファンが彼のホームページを訪れる。

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「毎日撮影現場にいるので、まだ人気を実感できずにいます。初回には反応がありませんでした。最初はただの“俺様”程度、2話目からジュンピョがクム・ジャンディ(ク・ヘソン)にやられて彼女を好きになっていく、そこから次第に魅力を感じてくれているようです」

台湾と日本を経て韓国に上陸した“F4フィーバー ”の中心に立つまでは、紆余曲折(きょくせつ)があった。2006年にEBS(教育放送)ドラマでデビューしたものの、交通事故に遭い1年間の休業。復帰後、SBSドラマで初主演を務めるも、早期打ち切りとなった。そのほかにもドラマや映画に出演してきたが、これという結果を残せなかった。

「事故もなく、活動を続けていたらジュンピョに出会えなかったかもしれない、そう考えると鳥肌が立つこともあります。ジュンピョに会うためにこれだけ苦労したんだと思うと愛情がわきます。認知度がないので無理だと思っていたのですが、キャスティングされた時には本当にうれしかったです」 

とはいえ、新人にとってアジアの代表作『花より男子』の主人公は相当なプレッシャーだ。“美男子”という看板、<F4>の名声を負担を感じることもあると打ち明ける。胸に太極旗(韓国の国旗)をつけたつもりで挑まなければと覚悟したという。外見よりも演技でジュンピョの姿を表現することが目標だ。

ジュンピョは、韓国最高の財閥の後継者で、典型的な「天上天下唯我独尊」キャラクター。短気で怒りっぽいが、子どものような純粋な心ももつ。そんな彼がクリーニング屋の娘ジャンディ一筋とアプローチしていく姿が、女性ファンの胸を躍らせる。視聴者が物語にはまるように、イ・ミンホもジュンピョにはまっている。ヘアースタイルを変え、剣道やゴルフを習い、ジュンピョになりきるため努力した。

「放送開始前はク・ジュンピョという名前がダサいと言われましたが、不思議なことに、今では皆がぼくをジュンピョと呼ぶんです。ヘアースタイルもカツラみたいで変だなと思ったけれど、見れば見るほど好きになって。財閥の御曹司なので何人もの人が靴を磨いてくれたりするシーンに最初は違和感を覚えましたが、今ではすっかり慣れました(笑)」

ドラマでは高校生を演じているが、実際は建国大学映画芸術学科を休学中の大学生だ。素顔はどのような青年なのだろうか。

「ジャンディとジュンピョの中間くらいの性格だと思います。たくましい面もあれば、俺様なところもあっったり、人見知りもするけど明るく活発。もともとイケメンではないし、ダメ男の役もできますよ(笑)。でも、今はク・ジュンピョとしてだけ見てもらいたいです」
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