28日に北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会がキム・ジョンウン国務委員長の主宰で開催された(提供:news1)
28日に北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会総会がキム・ジョンウン国務委員長の主宰で開催された(提供:news1)
北朝鮮が28日平壌(ピョンヤン)で朝鮮労働党中央委員会総会を開催し、闘争方向と重要政策問題を討議した。党総会は主要政策路線を議論し決定する最上位級の意思決定機構であるだけに、どんな論議が交わされたのか注目されている。

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北朝鮮労働党の機関紙である労働新聞は29日「朝鮮労働党中央委員会総会が平壌で招集された」と伝えた。総会は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が直接主宰し、前日の28日とこの日の2日にわたって会議が進められている可能性が高い。

北朝鮮は以前にも主要な局面ごとに総会を通して意思決定をしてきた。2013年3月の総会で核・経済並進路線を採択し、昨年4月の総会では核実験を中断すると宣言したりもした。

したがって来年に推進される主要路線を今回の総会で決定する可能性が高い。特に米国との非核化協議が膠着した局面に陥っているだけに、その間維持してきた経済集中路線を他の方向に転換する可能性がある。

労働新聞はこの日「当面の闘争方向と我々の革命の新たな勝利に備えるための重要な政策的問題が議定としてあがっている」と明かしているが、この中でも“新たな勝利”という言及に注目する必要がある。

北朝鮮は今の情勢を“苛酷な試練”という表現を使っているが、これは今も続いている対北朝鮮制裁と膠着している米国との協議を意味するものとみられている。

結局北朝鮮はこれを打開するための政策的路線を選ぶ可能性があり、これを通して達成する目的を“新たな勝利”と表現したものだとされている。

これは北朝鮮がこの間言及してきた“新たな道”とも関連があるのか注目される。以前に北朝鮮は米国を相手に制裁解除などを要求し、これが成されなければ“新たな道”を見いだすと圧力をかけたことがある。
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