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さらに 北朝鮮に対しては「いつ どこでも、形式にとらわれず対話をする用意がある」として、板門店宣言の精神によって 対話と協力の道へと出てくることを求めた。
イ統一相はこの日の午前、パジュ(坡州)にある南北出入事務所で、“民族和解協力汎国民協議会”など民間の主導で行なわれた「4・27南北首脳会談3周年記念行事」に参席し、先のように語った。
イ統一相は、3年前の板門店宣言が「初めて 完全な非核化という目標を確認し、これがシンガポール米朝首脳会談へとつづく牽引車の役割をした」とし「朝鮮半島の平和プロセスを続けるための土台となった」と評価した。
しかし「3年経った今、我々はあの日の両首脳とわが民族の願いの通り、南北関係と朝鮮半島の平和を進展させられずにいる」とし「ここから 一歩先に進まなければならない」と強調した。
その一環として “板門店宣言の制度化”をあげた。イ統一相は「朝鮮半島平和プロセスを、引き戻すことのできない水準へと引き上げるためには、平和の制度化が必要だ」として、板門店宣言の国会批准同意などを推進していくという旨を明らかにした。
イ統一相は、板門店宣言の国会批准同意に関して「統一部(省)は、これまで必要な準備を改めて始め、また ほとんど完了した状態だ」として、今後 政党・国会・国民的合意の過程を経て「適切な時期に、改めて同意の手続きを踏むことになるということをはっきりとお話する」と伝えた。
イ統一相は「板門店宣言は過ぎた歴史の一瞬ではなく、朝鮮半島の息づいている現在であり、より大きな平和と繁栄の未来に向かっていく一里塚だ」として、南北対話の手綱を手放さないという意志を改めて強調した。
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