“韓国野球代表チームのレジェンド”イ・スンヨプ、敗因に「ストライクゾーンを気にしすぎ」挙げる(画像提供:wowkorea)
“韓国野球代表チームのレジェンド”イ・スンヨプ、敗因に「ストライクゾーンを気にしすぎ」挙げる(画像提供:wowkorea)
韓国野球代表チームのレジェンドで、日本野球界でも活躍して「スンちゃん」の愛称で親しまれたイ・スンヨプが、後輩たちの不振に残念な気持ちを表した。

イ・スンヨプ の最新ニュースまとめ

 韓国は5日、横浜スタジアムで行われた東京オリンピック準決勝でアメリカに2対7で負けを喫した。

 今回のオリンピックで韓国は6か国と戦い、3勝3敗を記録。特にアメリカに2敗、日本に1敗と、国際舞台の高い所を望むことはできないことを悟った大会となった。

 6試合で韓国は、チーム打率0.294でトップだが、得点圏での突破力が足りなかった。打者は11点を獲得したイスラエル戦を除けば、5試合で16得点にとどまった。打撃問題とは別に、主審のストライクゾーンに首をかしげるケースも多かった。

 その度にSBS解説委員のイ・スンヨプは、もどかしさを示した。初戦となった先月29日のイスラエル戦の時から「国際大会でストライクゾーンを気にしてはいけない。自分の打撃を維持するべきだ」と何度も言ってきた。

 今月5日のアメリカとの準決勝を見守ったイ・スンヨプは、5回から投げたR.ライアンを見て「150km/h近い球を投げるが、さほど威力があるように思えない。韓国選手も攻略できるはずだ」と言ったが、韓国は4人の打者が全て凡打に終わった。

 この日最速の157km/hを投げたA.ゴーズが登板した時は「内側のボールは捨てて外側のボールだけを見て入っていくべきだ。多くのことを考えずに単純に考えるべきだ」と自分なりの理論を伝えたりもした。

 敗因についてイ・スンヨプは「打者がタイミングをうまく合わせられなかった。KBOリーグと国際ルールは少し違うが、適応するのに時間はかからなかったと思う。打者はストライクの判定に非常に敏感だ。初球がストライクなのかボールなのかに、ある程度は勝負がかかっている。投手はやるべきことをやった」と述べた。

 国際舞台や海外のリーグで戦ってきたイ・スンヨプだからこそ、後輩たちの重圧感や負担を良く知っている。だからこそ「外部要因に振り回されず、自分だけのものを守れ」と助言した。韓国は7日に行われるドミニカ共和国との3位決定戦で銅メダルを手にできるのか、注目されている。
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