中国、鳥インフルエンザ「H3N8」に感染した50代女性死亡=中国報道(画像提供:wowkorea)
中国、鳥インフルエンザ「H3N8」に感染した50代女性死亡=中国報道(画像提供:wowkorea)
世界保健機関(WHO)は11日に公式ホームページを通じて、中国で鳥インフルエンザ「H3N8」に感染した患者が、その後死亡していたと発表した。「H3N8」に感染した人の死亡が確認されたのは、今回が初めてだという。

死亡が確認されたのは、広東省に住む56歳の女性で、2月下旬に鳥インフルエンザ「H3N8」に感染し、3月3日に重度の肺炎を発症して入院した後、同月16日に死亡した。女性は多発性骨髄腫などの基礎疾患があり、発症前に生きた家禽類に接触したとみられる。

広東省の疾病コントロール部門は、当該女性の鳥インフルエンザ「H3N8」への感染が確定された後、疫学調査を行った。女性と接触した人の中からは、さらなる感染は確認されなかった。

鳥インフルエンザ「H3N8」のヒトへの感染は、今回で3例目となる。以前の2例はいずれも中国で確認されており、昨年4月と5月に河南(かなん)省と湖南(こなん)省で感染例が報告された。2例とも感染した家禽類と接触したものとみられている。
Copyrights(C)wowkorea.jp 105