中国企業はこれまでも北朝鮮の鉄鉱や炭鉱の採掘権を獲得しているが、モリブデン鉱山の採掘権を確保したのはこれが初めて。希少価値の高いモリブデンは、航空機やロケット、人工衛星などの分野で広範囲に使われており、戦略的な価値も高い。
一方、南北間では4月下旬に黄海道で黒鉛鉱山の合弁設備が完成したほか、5月末には平安北道で鉄鉱の生産を開始している。また、大韓鉱業振興公社を中心に、咸鏡南道のマグネサイト鉱山と亜鉛鉱山の共同開発が進められているが、モリブデン鉱山の開発については具体的な合意はない状態だ。
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