韓国文化勲章　歌手PSYら10人に

韓国文化体育観光部は6日、大衆文化・芸術分野の最高栄誉とされる文化勲章の受賞者10人を発表した。歌手PSY（サイ）さんが「玉冠」の受賞者に、ベネチア国際映画祭でコンペティション部門最高賞の金獅子賞を受賞した「ピエタ」のキム・ギドク監督は「銀冠」の受賞者に選ばれた。
　文化勲章は文化発展に貢献した人に贈られるもので、金冠、銀冠、宝冠、玉冠、花冠の5等級がある。2008年には人気俳優ペ・ヨンジュンさんが花冠を受賞した。
　PSYさんはヒット曲「江南スタイル」で韓国の音楽を世界に伝えたことが評価された。若いアーティストが文化勲章を受章するのは異例。同曲は米ビルボードのシングルチャート「ホット100」で6週連続の2位を記録したほか、ミュージックビデオが動画投稿サイト「ユーチューブ」で再生回数6億件を超えるなど、韓国大衆文化の歴史を塗り替えたとの評価を受けている。
　キム・ギドクさんは非メジャー派の映画監督として、2004年に「サマリア」でベルリン国際映画祭の監督賞、同年に「うつせみ」でベネチア国際映画祭の監督賞を受賞した世界的巨匠。
　文化勲章の授賞式は19日、ソウル市内のオリンピック公園・オリンピックホールで開催される。