韓国のLIG投資証券などによると、1970年から今年1月までの円・ドル相場とKOSPIの相関関係係数は-0.79だった。1993年から今月までの20年間では-0.69。2005年から今月までの8年間は-0.55だった。
同相関係数は-1から1までで表示され、係数がゼロに近づけば、円・ドル相場とKOSPIの相関関係が薄くなる。1に近づけば、円安の時にKOSPIが上昇。逆に-1に近づけば、円高でKOSPIが上昇することを意味する。
1970年からの動きを長期的に見ると、円高の時にはKOSPIが上昇。逆に円安の時はKOSPIが下落していた。
ただ円の影響力が弱まり、その構図が変化している。特に2011年と昨年は同係数がそれぞれ0.74と0.39。円安でKOSPIが上昇することもあった。
同投資証券のエコノミストは「円安は韓国株式市場を調整局面にする決定的な要因ではなく、株式市場の動向によって悪材料なのか好材料なのかを解釈するのに利用するものとして使われてきた」と評価。さらに「円・ドル相場の動向よりもウォン高・円安の時に株価が上昇していたが、新興市場への資金流入や韓国企業の業績改善でウォン高の時に株価も上昇しているようだ」と説明した。
サムスン証券も、円のレートが株式市場に与える影響は限定的で世界景気が直接的な影響を与えると分析している。
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