ソウル・城北警察署の刑事、キム・ジョンファンさんは「竹島の日」式典を前にした21日、聯合ニュースのインタビューにこう話した。ジョンファンさんはもう1人の韓国人、キム・ギホさん、日本人の浜田圭司郎さんと共にマラソン大会出場のため23日、チリへ出発する。
ジョンファンさんとギホさんは視覚障害者の浜田さんの伴走者として、来月3~9日にチリのアタカマ砂漠で開かれる250キロマラソンに出場する。1人は浜田さんと自身の体をひもで結び伴走する。もう1人は浜田さんに声を掛けつづけ250キロを併走する。ジョンファンさんとギホさんはサハラ砂漠とゴビ砂漠でのマラソンを経験しているが、浜田さんは砂漠マラソン初挑戦。
ギホさんが日本人の伴走者として砂漠マラソンに出場するのには理由がある。
米国に留学したときに日本人女性と出会い結婚したギホさんは、2005年から日本でシステムエンジニアとして勤務し幼い娘を育てている。国際結婚したギホさんの願いは韓国と日本の友好。2011年にはリュックサックに韓日の国旗をさして、東日本大震災の復興を願いながらサハラ砂漠を走った。
ジョンファンさんの願いも韓日の友好だという。砂漠を走った後に焼酎で乾杯する相手は日本人が多かった。
外国人とマラソンに出場するのは初めてという浜田さんも「国の関係が揺れ動いても両国の国民が手を取って走っているところを世の中に見せたい」と抱負を語った。
◇企業はボランティア
一方、ロッテホテルとロッテ免税店、ロッテJTBは日本でのボランティア活動に取り組んでいる。
3社の社員約70人は22日、福島県で東日本大震災の被災者たちに韓国料理を提供する。韓流ブームの恩恵によって多くの日本人観光客の誘致に成功した3社は、福島の被災者を少しでも助けたいと2011年6月にもこのボランティア活動を行った。女優のチェ・ジウさんも参加して韓国料理を配り、記念撮影に応じる予定だ。ロッテホテル関係者は「両国の関係にかかわらず民間交流を続けていく」と話した。
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