制作発表会に出席したソン・スンホン(左)とシン・セギョン=27日、ソウル(聯合ニュース)
制作発表会に出席したソン・スンホン(左)とシン・セギョン=27日、ソウル(聯合ニュース)
「30歳を越えてから俳優としてイメージを変えたくなった。荒々しい男として」――。
 MBCテレビの新ドラマ「男が愛する時」(原題)に主演する人気俳優のソン・スンホン(36)が27日、ソウル市内で開かれた同ドラマの制作発表会に出席した。「最近はイケメンやかわいいイメージが好きな方も多いが、私はそうなりたくない」とイメージチェンジを強調した。

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 2008年のMBCドラマ「エデンの東」でも男らしい役を演じたが、新ドラマで演じるのはデビュー以来、最も荒っぽいキャラクターだという。「女優は女性らしく、男は男らしく。俳優としてそのような姿を追求した。荒々しく生きてきた男の役だけに一層意欲が湧いた」と述べた。

 同ドラマはソン・スンホン演じるハン・テサンを中心に4人の男女が繰り広げる愛と葛藤を描く正統派のメロドラマ。主人公のテサンは裏社会で育った武骨な男だが、幼いときに母親に捨てられた傷を隠している。「(共演する女優の)シン・セギョンさんは『メロドラマの極限を見せる』と言っている。4人の男女がこれほど激しく愛し、傷つき、裏切る姿を余すところなくお見せできると思う」と自信を示した。

 キム・サンホ監督が要求したのはただ一つ、「ソン・スンホンの目の光が変わったと言われるようになろう」だったという。「荒々しい男が不器用な愛を表現するということが最も悩む部分」と明かした。「『これまで恋愛を一度もしたことがない』というせりふは私も恥ずかしかった」と笑い、「このような男が誰かを愛したらどのように表現すべきなのか悩んでいる」と述べた。

 各局が視聴率競争を繰り広げているが、「赤道の男」「太陽の女」などを手掛けたキム・インヨン氏の脚本に大きな信頼を置いているという。「メロドラマは初めてだが台本を読むと目新しい場面が多い。そこにとても期待している」と話した。

 「男が愛する時」は4月3日に放送がスタートする。

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