韓国お笑い界、なぜ芸人同士のカップルが多いのか…大人数での仕事場に連帯感

KBS2TV「ギャグコンサート」のスター芸人キム・ギリ（27、男）とシン・ボラ（26、女）の交際事実が2日報道されると、インターネット上ではまた一組の芸人カップル誕生に祝福ムードだ。

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　キム・ギリとシン・ボラが過去、互いについて言及した発言が注目され、Twitterに公開されていたツーショット写真なども話題となっている。この日午前の各ポータルサイトにおけるリアルタイム検索語もキム・ギリとシン・ボラが1位・2位を独占した。

　お笑い界には既にスターカップルが多く存在する。大御所にあたるチェ・ヤンラク（50）－ペン・ヒョンスク（48）、キム・ハクレ（58）－イム・ミスク（50）、イ・ボンウォン（49）－パク・ミソン（46）カップルは、番組共演がきっかけで夫婦になった。また、一世代下には、パク・ジュンヒョン（37）－キム・ジヘ（33）、キム・ウォンヒョ（31）－シム・ジンファ（31）夫妻がおり、去る2月にはユン・ヒョンビン（33）－チョン・ギョンミ（32）が7年間の交際を経て晴れて夫婦となった。

　芸人カップルが相次いで登場するのには、職業柄、集団での現場において共に仕事する時間が多いためではないか、と放送関係者たちは話す。

　KBS芸能局のプロデュサーは「毎週、コーナーのアイデアを構想し合い、台本が完成すると一緒になって練習するなど、集団での活動が続く」とし、「一つのコーナーのために毎日会い、息を合わせる段階で自然と親密になっていき、異性としての感情も芽生えるのでは」と説明した。

　また、ある人気芸人のマネジャーは「芸人たちは週5日間は常に一緒にいる」とし、「アイデア会議に結論が出されないと、深夜まで共に過ごすことになり食事の機会もできる。そうしているうちに恋愛関係に発展するのではないかと思う」と述べた。

　実際にキム・ギリとシン・ボラの事務所は、2人が「ギャグコンサート」のコーナー「生活の発見」において2年以上に渡り共演しながら、好感を抱くようになったと明かしている。ここに、2人がKBS25期公採芸人の同期である点やクリスチャンである点も加わった。

　2人をよく知る側近は「キム・ギリとシン・ボラが『生活の発見』で長年共演し、特別な感情を抱くようになった。また、同期として、規律の厳しいお笑い界で心理的に頼れる存在でもあったようだ」と伝えた。

　お笑い界は先輩後輩の上下関係が厳しく、連帯感も強いためカップル誕生に影響を及ぼすという見解もある。ある芸能企画会社の理事は「芸人たちは集団意識が強く、連帯関係も強い。歌手のように単独でステージに上がる職業ではないため、共に頑張って成功させようという思いが強く、互いに引っ張り後押しする雰囲気がある」と説明した。