訪朝した米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン(手前右)とバスケット試合を観戦する金第1書記(資料写真)=(AP=聯合ニュース)
訪朝した米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン(手前右)とバスケット試合を観戦する金第1書記(資料写真)=(AP=聯合ニュース)
【板門店聯合ニュース】南北軍事境界線にある板門店で中立国監督委員会のスイス代表を務める陸軍少将が、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記はスイス留学時代、熱心に授業を受けていたようではなかったと話した。朝鮮戦争休戦協定60周年を控え、聯合ニュースが12日、中立国監督委員会のスイスとスウェーデン代表にインタビューした。

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 この陸軍少将は、金第1書記がかつてスイスのベルンで学校に通ったと聞いているとした後、その生活ぶりについて「バスケットボールに熱中し、授業には身を入れていなかった」と伝えた。また、「(金第1書記の)スイス滞在経験が今後の朝鮮半島に真の平和をもたらすことに寄与すれば」と希望した。
 一方、板門店での任務に関しては、「休戦協定が履行されているかを確認するもので、統一されるか平和協定が締結されれば私たちの役目は終わる。中立国監督委員会の存在が、休戦協定の有効性と価値を全世界に示すことができる」と説明した。
 少将は昨年末に赴任した。北朝鮮が予測不可能なことを学んだとしながら、韓国海軍哨戒艦撃沈と延坪島砲撃は休戦協定に違反すると指摘した。 
 スウェーデン代表の海軍少将は「私たちは偏らない視点で、休戦協定が順守されているかを観察する」と説明した。
 北朝鮮の挑発に対し韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が好ましい態度で対応していると評価した上で、南北間対話の活性化を期待した。このほど南北当局者会談が中止されたことに関しては、南北関係の難しさを指摘。赴任してから2年以上たっても、南北間の関係は自身の理解を超えると話した。
 また金第1書記について、「国際的な法と規定に従ってくれればと思う。周辺国との対話の窓を開き、国民に食べ物を与えてほしい」とし、そのために効果的で強力な平和協定が必要と強調した。

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