韓国映画「超能力者」のキャスト、公開日、あらすじ
2010年韓国で200万人以上を動員した大ヒットオリジナル映画「超能力者」。<全ての人間を操れる力を持つ男>と<その能力が唯一通じない男>の激突を描く本作。カン・ドンウォン、コ・スといった韓国2大トップスターが主演し、世界12カ国の映画祭に出品されるなど話題になった。2012年春には、日本でも公開となった。
公開と時を同じくして、佐藤貴博プロデューサーがリメイク権の獲得に動いた。すでに、ハリウッド、ヨーロッパからリメイク権のオファーが相次いでいたが、「デスノート」のプロデューサーによる、中田秀夫監督、藤原竜也主演のプロジェクトならば、と快諾。日本の最高峰スタッフキャストによって映画化することが決定。しかも、韓国オリジナル版とは違う日本版ならではの衝撃の結末が用意されるという。「デスノート」「GANTZ」でも原作とは違う映画ならではの結末を紡いできたチームによる、新たなるラストにも期待がかかる。
藤原竜也が演じるのは、そのまなざしひとつで他人を意のままに操ることのできる “男”=“超能力者”。その能力で虐待する父親を殺してしまい、母親にも見捨てられ、最低限の金を奪い都会の闇にまぎれ絶望の中孤独に暮らしている人物だ。一方、山田孝之が演じるのは、家族はいないが、気の会う仲間たちと貧しくも明るい未来を信じて生きる田中終一=“普通の男”。日本を代表する最強の実力派俳優2人が、濃密な人間ドラマを盛り込んだ新時代のアクションサスペンスエンターテイメントを作り出す。
■藤原竜也コメント
-初めて山田孝之さんと共演されるにあたって、これまでの山田さんの印象や共演が決定した時のお気持ちを教えてください。
山田さんはコメディからシリアスなもの、そしてアクションなど幅広く役を演じられているので同世代の俳優として意識はしていましたし刺激も受けていましたので今回がっつり対立する役として共演が決まり、素直にうれしかったです。
-オファーをもらった時の感想。
「デスノート」でお世話になったプロデューサーの佐藤さんには、またお仕事させてください!とずっとお願いしていたのでそれが叶ってうれしかったですし、韓国映画のリメイクと聞いて驚きと共に興奮したのを覚えています。それに加えて監督もインシテミルでご一緒した中田監督なので再び演出を受けることが楽しみです。
-今回演じる、「男」は「超能力」を持つ故、周りとは関わらないように「孤独」を抱えて生きていく役ですが、撮影に挑むにあたり参考にされているものや、準備されている事など教えてください。
韓国のオリジナル版はDVDで拝見しましたし、今回役の設定上義手と義足を使うのでそれを事前に型取りしたりしました。あとは現場に入ってみて少しずつ「孤独」を感じていければと思います。
-撮影に入るにあたっての意気込みをお聞かせください。
監督の演出をしっかり体現し真摯に役と向き合っていきたいですし、キャストスタッフ一丸となって暑い夏ケガなどないよう集中して撮影を乗り切りたいです。
-藤原さん自身「超能力」(テレパシー、予知、透視など)や、人が生まれながらに持つ「不思議な力」の存在を信じますか。
信じます。(未確認飛行物体を信じているので!)
■山田孝之コメント
-初めて藤原竜也さんと共演されるにあたって、これまでの藤原さんの印象や共演が決定した時のお気持ちを教えてください。
年齢も近く映画や舞台を見させて頂いた事もありますが不思議と共演する機会が無かったので、今回藤原さんの圧倒的な芝居のパワーを肌で感じる事ができるのはとても楽しみです。
-脚本を読まれた時の感想、オファーをもらった時の感想。
非日常的な設定や状況の中で観客に自然と感情移入してもらい楽しんでもらうために、いつも以上に世界に入り込む必要があると感じました。
-撮影に入るにあたっての意気込みをお聞かせください。
時期的に集中力が低下するので気をつけます。
■中田秀夫監督コメント
この映画における、MONSTERたちの特殊能力は、この世のものを全て貫き通す「矛」と、その攻撃をすべて防御し得る「盾」という、矛盾そのものです。よって出会うべきではなかった二人が出会ってしまうところからこの映画は始まります。彼らはその圧倒的な特殊能力とは裏腹に、決して異形の者ではなく、我々の世界に密やかに存在しています。彼らはむしろその特殊能力を「呪われた宿命」として背負って行かねばならぬと覚悟してもいます。こうした内面的葛藤、絶対的孤独感を負った主人公たちを演じてもらうのに絶好の、藤原さん、山田さんという初顔合わせの俳優さんたちを得て、監督としての興奮度もいやがおうにも増しています。現代日本ならではの新たなヒーロー像を彼ら二人と作り上げていきたいと思います。
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