故キム・ジョンハクプロデューサーの遺影
故キム・ジョンハクプロデューサーの遺影
韓国の有名プロデューサー、故キム・ジョンハク(金鍾学)氏の遺体が安置されたソウル峨山病院葬儀場34号室には、23日午後深夜まで放送関係者たちの弔問が続いた。

ペ・ヨンジュン の最新ニュースまとめ

 韓国俳優ペ・ヨンジュンは午後8時20分ごろ弔問に訪れた。黒の正装で姿を現したペ・ヨンジュンは足早に故キム・ジョンハク氏のもとへ向かい、取材陣の質問には硬い表情のまま応じることはなかった。ペ・ヨンジュンは故キム・ジョンハクプロデューサーが演出したMBCドラマ「太王四神記」に主人公役で出演した縁がある。しばらく葬儀場にとどまり故人を追悼したペ・ヨンジュンは、内側の入口に立ち弔問客にあいさつを交わすなどしていたという。

 午後9時ごろに姿を現した韓国俳優チョ・インソンは、弔問を終え「わたしが幼いころ、父親のような存在だった方」と故人について言及。また、「天では楽であってほしい」と繰り返した。チョ・インソンは涙を流しながら言葉を詰まらせることも。彼は新人時代に故人が演出したドラマ「大望」に出演している。

 また、「余命の瞳」のチェ・シラと「砂時計」のチェ・ミンスも午後11時ごろ弔問に訪れた。ペ・ヨンジュンと共に「太王四神記」に出演した女優イ・ジアもこれに続いた。この他に、トッコ・ヨンジェ、チョン・ソンモ、キム・ドンヒョン、ソン・ミンヒョンら故キム・ジョンハクプロデューサーと縁のある有名俳優やイ・ゲジンアナウンサーも葬儀場を訪れ、故人をしのんだ。また、韓国ドラマ「ホジュン」「朱蒙(チュモン)」などを執筆した有名ドラマ作家チェ・ワンギュ氏の姿もあった。

 これを前に遺体が安置されていた京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)盆唐(プンダン)チャ病院には、女優コ・ヒョンジョンや俳優パク・サンウォンらドラマ「砂時計」の出演者たちが弔問に訪れている。以降、遺族が葬儀室の狭さを考慮し、峨山病院に場所を移した。

 この日、葬儀場周辺には、ペ・ヨンジュン、ソ・ジソブ、チョン・テウォンテウォンエンターテインメント代表、ユン・ソクホ監督らドラマ制作関係者に俳優、監督、国会議員などから贈られた供花が50以上置かれていた。

 故キム・ジョンハク氏は23日午前10時ごろ、韓国・京畿道城南市のコシテル(1人用の貸し部屋)でベッドに横たわったまま死んでいるのが発見された。外部から何者かが侵入した形跡はなく、部屋から燃え残った練炭と「家族に申し訳ない」などと書かれた遺書が見つかったことから、警察は自殺と推定している。

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