11日に87歳で亡くなった旧日本軍の元従軍慰安婦、イ・ヨンニョさんの長男、ソ・ビョンリプさん(61)が12日、沈痛な面持ちで語った。
イさんは16歳だった1926年、日本で金を稼げるという言葉にだまされ、ミュンマーで旧日本軍の慰安婦にさせられ、1946年に帰国した。1995年から元慰安婦が共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿道・広州)で生活しながら、旧日本軍の非人道的な蛮行を国際社会に訴える活動を続けてきた。韓国政府に登録されている慰安婦被害者234人中、存命者は57人に減った。
ソウル近郊の京畿道立医療院抱川病院に設けられた葬儀場には同日、与野党指導部、女性家族部の趙允旋(チョ・ユンソン)長官らが弔問に訪れた。
趙長官は「イさんが亡くなり、『時間があまり残っていない』という言葉を実感している。世界に向けて、慰安婦の被害について訴えることができるよう最善を尽くす」と述べた。
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