「NO MIN WOO Fanclub Open Anniversary LIVE」
「NO MIN WOO Fanclub Open Anniversary LIVE」
去る8月9日(金)東京・渋谷公会堂にて、韓国俳優そして歌手として幅広く活動し高い人気を集めているノ・ミヌが、ファンクラブ「HAPPY HOSPITAL」 の設立を記念して「NO MIN WOO Fanclub Open Anniversary LIVE」を開催し、ファンを魅了した。

ノ・ミヌ の最新ニュースまとめ

 ノ・ミヌは、2006年の脱退まで、「X JAPAN」のYOSHIKIがプロデュースするバンドとして知られる「TRAX」のドラマー「Rose」として活躍した経験を持つ。現在は、アーティストとしてミュージックシーンのみならず、俳優として映画やドラマに、タレントとしてバラエティ番組に、さらにはファッション雑誌のモデルにいたるまで、彼の感性は多種多様な顔で、自由自在な変化を見せて私たちを楽しませてくれている。今回そんな多才なノ・ミヌが、記念すべきファンクラブの設立にふさわしく、最高のステージを引っさげて、本領発揮のライブとミヌ流トークで、待ち焦がれた患者(ノ・ミヌファンの呼称)に急接近した。

 ステージの中央で映像が映し出されると、ノ・ミヌを迎える大歓声が沸き上がった。客席にピンクのペンライトが揺れ光リ、先ず「ICON」のメンバーが登場した。ドラムが軽やかなリズムを刻み始め、DJによる音楽に「ICON」のかけ声が掛けられると、ついにノ・ミヌが姿を現した。会場はノ・ミヌの声すらかき消すほどの大歓声に包まれた。

 オープニングは「Crazy World」から「We Rock」「Come On」と、続けて3曲を聴かせて一気に盛り上げた後、「オーイ、かんじゃ~!かんじゃ~!」と、ノ・ミヌが大きく叫んでトークがスタート。「本当にファンクラブが作りたかった。みんなで拍手しましょう」と笑顔であいさつをすると、会場のファンから拍手と「おめでとう」との声が上がった。続けてノ・ミヌが流暢な日本語で「ICONの1stシングルが出たから、ファンクラブの『HAPPY HOSPITAL』を記念して、無理しながら(笑)作っちゃいました」と笑いを誘った。さらに客席に向かって「みんなきょうはDance Danceする気はどうかな~?」と問いかけると、観客は大きく「Yeah」と答えた。ダンスについて「このぐらいはダメ!」と軽くステップを踏んで見せるノ・ミヌのしぐさに、ファンから「かわいい」と声が掛かり、2回目に「このくらいね」と大きくジャンプをすると「ネー」とファンも一緒にジャンプ。ファンと息を合わせた。

 次の「ROCK STAR Remix.+ROCK STAR Original Ver.」で、すでに会場は熱気に包まれ、続く「Yolo」ではノ・ミヌがステージを降りてファンのもとへ。サプライズな演出にファンからカチューシャを差し出されプレゼントされると、うれしそうに受け取ってその場でして見せるミヌのセンスに、会場は拍手を送った。

 「ダイエットタイム!あと2kg分の汗をかきましょう」などと、演奏中にも笑いの絶えない楽しいトークで、「Discoタイムね」と「JAM1. JAM AGEIN」(DJとドラム)そして、ノ・ミヌのギター演奏へとつなげた。会場に赤・青・オレンジのバルーンが出てきて、タッチするファンたち。会場の雰囲気が和らいだ。

 ノ・ミヌが「なつかしい」と言って、次々と流れる80年代ミュージックでファンと一緒のダンスタイムを楽しんだ後、映像が再び映し出された。特にきょうの舞台裏、ノ・ミヌのメイク中の映像を見たファンたちは「ミヌきれ~い」と感嘆の歓声が上げた。

 「Alive」が終わると、会場のファンにノ・ミヌがプレゼントをするための抽選会となり、当選番号が呼ばれるたびに「おめでとう」と声をかけた。そして「2F、2F…」と、当選者がなかなか出ない2階席を気に掛けるノ・ミヌ。

 「Baby」をファンと一緒に歌った後、再びトークをはさんで「僕が18才の時、東京に住んでいたころチャンスが全然こなくて苦労したときに、この曲を聴きながら『患者たちにこんな美しいメロディでエナジーをあげたい』と思った日本のピアニストさんの曲です。一緒に聴きましょう」と次の曲を紹介。ノ・ミヌのピアノ演奏にバイオリンとチェロが加わって「Merry Christmas Mr. Lawrence」(映画「戦場のメリークリスマス」OST)を披露した。

 「良かったですか?いいね~僕が好きな曲を一緒の聴くのは…。次の曲は僕が冬に釜山(プサン)の海へ一人で行ったときにカップルがたくさんいたんですけど、そこでカップルたちがチューしながら(笑)…その状況を僕は後ろで見ながら曲を作りましたが、絶対に日本語の説明書付きで出しますね。韓国語だけどメロディとリモーションで『あ~こんな感じか?』と理解してくれる?」と問うと、「ネー」とファンが答えた。「愛している人じゃなく、『愛しい人』。愛して…はダメです。『愛しい人』が正しいです」とノ・ミヌが注釈を加えて笑いを誘った。

 2曲をピアノで弾き、ハリのある透き通った歌声でファンの心をしっかり掴んだノ・ミヌが「きょうはJapan Fanclub『HAPPY HOSPITAL』ができて幸せな日ね。もう毎日毎日映像を送っているんですが、みんな知っている?」と。そして「知っている!」とファンが答えると、「メロ?エロエロ?なミヌをおくります。夜寝る前にみると、健康にいいです。熱いBlood(血)が流れるから。最近いろんなことが出来てもっともっと大人になる時期だな、と感じています。例えば仕事もそうですが、周りから『なぜ会社を一人で作っていますか?』とか、『なぜ俳優だけでなく音楽も両方しながら、楽じゃない人生を生きるのですか?』という質問をされます。日本はそういうアーティストの存在が少ないから、インタビューされても想像はできないけど、5年後10年後に『ノ・ミヌはやはり特別な存在だな』と思われるのが、僕の目標だし、夢だからがんばっていきます。僕の大切な一回の人生だからノ・ミヌの体で、顔で、考え方で、患者たちも僕と一緒に同じ場所でいることも運命だと思うし(拍手)、患者の中で韓国にも日本にもいますが、うつ病の人が僕の存在を知ってくれて『病気が治りました』と言われることが一番幸せでした。僕も患者と会ってエナジーをもらって、一人じゃないんだと思えるから、感謝しています」と、ノ・ミヌ自身の目標、夢について感謝を込めて熱っぽく語った。さらに「体を大切にして、この世界が終るまで、僕がもっといい思い出をつくってあげますよ。次のライブには僕が『Happy Hospital』の曲を作ります!」と宣言するノ・ミヌに、ファンは惜しみなく大きな拍手を送った。

 「震災があったり、いろんな事があったりしましたが、ずっと来てくれた特別な患者です」と、ノ・ミヌが一人の少女をステージで紹介すると、「いろいろな事がありましたが、ミヌ君の音楽で助けてもらった」と話し、客席から「がんばって!」との声援を受けながら、ノ・ミヌと一緒に「Hello」をピアノで演奏して、ダンスで熱狂的な盛り上がりを見せたライブは、ジ~ンと心を熱くして一旦終了。

 アンコールでは、80年代音楽とノ・ミヌのソロのドラム演奏で、“ドラマー、ノ・ミヌ”をファンの目にしっかりと焼きつけ、大歓声で幕を閉じた。熱気が冷めやまぬ会場には、ライブ終了後も、その余韻に浸りきって抜け出すことができずに、ノ・ミヌが目指す夢を心で描くファンの姿があった。




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