MBC秋夕特集「アイドルスター陸上アーチェリーフットサル選手権大会」
MBC秋夕特集「アイドルスター陸上アーチェリーフットサル選手権大会」
最近リアル体験やスポーツをテーマにした芸能番組が競争でレベルを高めるなか、出演者らの負傷が相次いでいる。

EXO の最新ニュースまとめ

 5日、放送界によると4日午後MBC芸能番組「スターダイビングショースプラッシュ」の収録でお笑い芸人のイ・ボンウォンがダイビング練習中に顔面に打撲症を負い、病院に運ばれる騒動があった。伝えられたほどひどい状態ではないが、目の周りがひどく腫れ上がっていることがわかり、制作陣はイ・ボンウォンの降板について論議した。

 また、去る3日に収録が行われたMBC秋夕特集「アイドルスター陸上アーチェリーフットサル選手権大会」でも出演者の負傷ニュースが伝えられた。

 アイドルグループ「VIXX」のレオはフットサル協議中に足首を負傷しギプスをしており、「EXO」のタオも高跳びをしていた中、腰を痛めて応急処置を受けたという。

 さらに、KBS2「僕らの町の芸・体・能」(以下、「芸・体・能」)でも負傷者が出た。

 「東方神起」のチャンミンは先月初め、同番組のラフティングシーン撮影の途中、急流に巻き込まれて負傷。同番組にレギュラー出演している俳優チョ・ダルファンもことし7月末「肩とお尻の筋肉が裂けた」と負傷の事実を告白した。

 天下壮士(相撲の横綱)出身のイ・マンギ教授は7月1日、チャンネルA「不滅の国家代表シーズン2」の収録で実際の選手と競技を繰り広げたところ、筋肉が破裂する事故に遭ったが、レギュラー出演している「芸・体・能」収録にも参加して視聴者を心配させた。

 MBC「日晩-真の男」も大人気放送中だが、負傷の危険が隠れている。キム・スロは6月に「真の男」撮影中に肩を痛めていたが遊撃訓練を続け、病院に運ばれた。この負傷を放置していたため、結局、手術まで受けなければならなかった。

 先立って歌手キム・ボムスも6月、SBS「裸足の友達」収録中に膝を負傷して手術を受けた。パク・ミソンは6月26日にプールで行われたMBC「ブラインドテストショー180度」の収録で、フライングチェアー(flying chair)を体験している最中、足首を骨折した。

 このように芸能番組の撮影場で負傷が続出するのは、し烈な視聴率競争の中で、より刺激的で迫力のあるシーンを演出することから始まったと分析される。

 特に、すでに視聴率のある人気番組より後から始まる番組であればあるほど、出演者にはさらに強度の高い訓練や体験を要求する場合が多い。また、出演者がけがをしても、これに深刻に対応するよりは「負傷闘魂」「ハンディキャップ克服」のようなフレーズで飾り、自らを犠牲にすることを強要する雰囲気も広がっているのだ。

 「スターダイビングショースプラッシュ」は、初放送から出演者が高所恐怖症や水への恐怖を克服し、つらい訓練をこなす姿を見せて話題を集めた。その結果、視聴率は好評だったが視聴者の間では「あまりにも酷使するのではないのか」という声が出てきた。

 SBSの新パイロット番組「心臓が躍る」も芸能人が消防官体験をする内容で、出演者の強い体力消耗を予告しており、懸念されている。

 SBS側は最近、報道資料で「殺人的な訓練と暑さで出演者がみんな力尽きた」と伝えた。またその中でチョ・ドンヒョクが、隠れている制作陣に向かって強く抗議し、とうとう撮影中のカメラを止めるよう、仲間を先導して制作陣を慌てさせたという。この事実が伝えられて、同番組のレベルの高さをPRした。

 しかし、TV芸能番組出演者の負傷が相次ぎ、これらの番組をこれ以上は気楽に楽しめない状況になると、批判世論も高まっている。

 5日、イ・ボンウォン負傷のニュースが伝えられると、該当番組のホームページには制作陣の”安全不感症”を糾弾する意見が殺到している。

 イム・ヒジョンは「海外では、同番組撮影をしていて大けがを負い、亡くなった人もいるのに、なぜ、あえて版権を買ったのかわからない。そして、医療スタッフ1名が待機しているという釈明は、さらにあきれる」とし「撮影した分量だけを放送し、その後はこれ以上収録をすべきではない」と述べた。

 ノ・ヒヨンも「出演者があのような大けがを負ったのに、出演者のけがを隠そうとするのにあくせくするには、どうしてなのか」とし「今後、このような事故が二度と起きないとは断言できない。出演者が恐れてけがをした姿を見れば、視聴者も拒否感を示すだろう」と指摘した。

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