オ・ヨンソ
オ・ヨンソ
「何よりもまず、強いカラーをもった女優になりたいです。真っ赤なカラーや紫色のような強いイメージが好きです。本当に長い間、人々の記憶に残る女優を目指します」

オ・ヨンソ の最新ニュースまとめ

 おすましの似合う女性に見えたが、男らしい。華麗な日常より、シンプルな日々を楽しむ。風が吹くと何よりも”人らしい匂い”のする女優になりたい、と話す。

 先ごろ終演したMBCドラマ「メディカルトップチーム」で研修医チェ・アジン役を熱演した女優オ・ヨンソに24日午後、ソウル市内で会った。

 「どのようにすれば、実際の病院研修医のように見えるか、一番悩みました。それで、化粧をして髪も短く切りました。演じるときは、アジンの気さくな魅力を見せようと努力しました」

 「メディカルトップチーム」は、「太陽を抱く月」のキム・ドフンプロデューサーが演出した医学ドラマで、国内一流大学病院の医療ドリームチームが誕生する過程を描いた。医療界の露出した現実と病院内の権力争いを緊張感あふれる展開で繰り広げたのだ。

 オ・ヨンソは、良い医師になりたいと情熱を燃やす胸部外科の研修医チェ・アジン役を演じ、はつらつとした魅力を噴出した。クォン・サンウ(パク・テシン役)とアイドルグループ「SHINee」のミンホ(キム・ソンウ役)から愛を受ける”幸せな役柄”でもあった。
 
 「今まで演じた役の中でアジンが実際の私と一番近かったです。もちろん、女優ですから外見への関心が強いですが、華麗なものより平凡なものを好みます。ハイヒールよりは運動靴、スカートよりパンツ派ですよ。近所の漫画喫茶へキャップを被って行くこともあります。遅くまで漫画を読んでいて、追い出されたこともあるんです(笑)」

 彼女は印象と異なり「推理小説や犯罪アクション映画が大好き。漫画も本当に好きです」とし大衆にはあまり知られていないマニアックな漫画や推理小説のタイトルをどんどん口にする。

 劇中、アジンを見守る2人の男性パク・テシンとキム・ソンウの中から実際に恋愛するとしたら、どちらを選ぶかと質問すると「ソンウのような男性が良いです。隣でそっと見守り、支えてくれるような人。年齢が離れている年上の男性よりは、多く共感し合えて気楽にいられる人がタイプです」と恋愛観も披露した。

 「メディカルチームトップ」が専門性を要する医学ドラマだった上に、”リアリティ”を強調したため、他のドラマより難しい点が多かったようだ。

 「特に手術シーンを撮影するのが大変でした。リアリティを出そうとしたため、内臓を見たり…。でも、最後の方では慣れてしまいました。複雑な医学用語を暗記して、自然に発音するのも容易ではなかったです」

 同ドラマは、一流俳優陣と制作陣が集結した期待作だったが、視聴率面では期待に及ばない成績だった。演技者として、心残りはあったはずだろう。

 「とても悔しかったです。期待をしていたので…。でも、視聴率は私たちがどうすることもできないものです。天が選択する、という言葉もありますし。それでも共演者とベストを尽くして最後まで頑張って撮影しました。ラストで視聴率がある程度回復し、有終の美を飾れたと思っています」

 2013年は、オ・ヨンソにとって特別に記憶に残るだろう。高い視聴率を記録したドラマから人気バラエティ番組まで、縦横無尽に活躍した。ここに”スター”の必須要素である”熱愛報道”まで飛び出し、精神的にはきつい時期も経験した。

 「私にとって、本当に特別な1年となりました。1月から休まず走り続け、本当にたくさんのことがありました。そうしながら、強くなったような気がします。当時はつらかったり、または嬉しかったことも時間が過ぎて淡々と感じられると思います。良い出来事で前に進むことができ、悲しい記憶でいまをさらに感謝することができるのでしょう」

 10年後の自身の姿を問うと「演技者であるゆえ、まずは良い女優になることが目標。そして、人の匂いがする、人間らしい女優になりたいです。清く良い生きて、美しい顔で年齢を重ねていきたいです」と気丈に答えた。

 クリスマスイブの午後に会ったオ・ヨンソ。このインタビューが終わると家へ帰宅し、家族と共にゆっくりと過ごす予定なのだという。

 「早く良い作品で、ファンの皆さんの前に登場したいです。来年にはさらに良い姿、さらに成長した姿をお見せします。期待し、応援してくれてありがとうございます。皆さんも来年はさらに幸せで、良い出来事がたくさん起こりますようにお祈りしています」

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