ソンフン の最新ニュースまとめ
水泳で鍛え抜かれた美しい肉体、スラリとした長身という男らしいルックスと気さくな性格から、日本でも人気上昇中の彼が3月27日、東京・日本青年館にて、昨年7月以来となる日本ファンミーティングを開催するために来日。ファンミーティング前日の26日、ファンとの触れ合いを前にワクワクした様子で、ファンに早く会いたいというソンフンが、さわやかな笑顔でインタビューに応えてくれた。
インタビュールームに明るく元気よく入ってきたソンフン。スッと人の心に入ってくるような、飾らず自然体な姿で、一瞬にして場の雰囲気が華やかになった。思わず、「いつもそんな感じで明るいんですか?」と聞くと、
「本当はとても重厚で寡黙……、ではなく、こんな感じです!」と明るく笑い飛ばし、和やかな雰囲気に。テーブルの上にボイスレコーダーを置き、スイッチを入れると、ソンフンはマイクに顔を近づけ「スタート」と声を吹き込み、ニッコリ。お茶目な一面を見せてくれたところで、インタビューがスタートした。
<b>-ソンフンさんは2011年に俳優デビューされました。年齢的に遅い方だと思いますが、デビューまでのいきさつを教えてください。</b>
そうですね、かなり遅いと思います。僕は、多くの方が知っているように水泳選手をやっていたんですが、ケガをすることがたびたびあって、何度も手術を受けたんです。10代のときはそれでもよかったんですが、20代に入ってからは、体に赤信号がきたんですよ。体がきしむような感じというか。水泳というスポーツは記録競技なので、どんどん下から上がってくる選手がいて、そのうち追いつかれるようになってしまい、そろそろ水泳を辞めなきゃいけない時期が来たなと思ったのが、26、27歳頃でした。そうして水泳を辞めて、軍隊に行って帰ってきたら、29歳。それから、事務所の社長に俳優の仕事をしたいと伝え、オーディションを受け始めて、すぐに合格したのが「芙蓉閣の女たち」でした。
<b>-いつから俳優になろうと思っていたんですか?</b>
俳優になりたいというより、スクリーンやテレビ画面に出ている俳優に憧れがありました。「あ、あの人すごいな」と。でも、すごいなと思っていた人たちのように、自分がなってはいけないという決まりはないですよね?生まれ持った才能も必要ですが、憧れていた俳優を超えられるか、超えられないかは本人の努力次第だと思うんですよ。死ぬ気で頑張ったら、憧れの人たちと同じ土俵に立てるのではないかなと思っていました。だから、すごいなと思っていた憧れの俳優さんたちと、同じ作品で共演するのが、今の僕の夢でもあります。
<b>-具体的に憧れていた俳優というのは?</b>
キム・ユンソク先輩、リュ・スンリョン先輩、リュ・スンボム先輩、イ・ビョンホン先輩、チェ・ミンシク先輩など、他にもたくさんいます。最近はドラマと映画の境界線も崩れてきているので、映画でも、演劇でも、ドラマでも、演技が上手い方はすごいなと尊敬しています。
<b>-デビュー作「芙蓉閣の女たち」でいきなり主役に抜てきされました。今振り返ってみて、どんな作品でしたか?</b>
その頃は何も分かっていなかったので、逆に飛び込めたのだと思います。演技とは何か、テレビに出るということがどういうことなのか、ということが分かっていたら、できなかったかもしれません。でも、何も知らなかったので、勇気を出すことができました。あのときは、できるという気持ちで現場に飛び込みましたね。
<b>-日本でも放送され、とても好評です。</b>
このドラマに出演できてよかったなと思うのが、撮影がすごく大変だったんですよ。どれぐらい大変だったかというと、これからの俳優人生で、「芙蓉閣の女たち」くらい大変な撮影はないだろうと思うぐらい、本当に大変だったんです。寝られなかったし、すごく痩せたし、覚えなきゃいけないセリフも多かったし、監督にも怒られたし、本当に大変だったんです。そんな風に大変だった撮影なので、数年経った今でもファンの方が好きだといってくださるので、本当にやった甲斐がありましたね。
<b>-何kgぐらい痩せたんですか?</b>
普段は80kgまでいったりすることもあるんですが、だいたい作品に入るときは、ダイエットをして体を作るので74、75kgがベスト体重なんです。でも、このドラマのときは69kgまで落ちました。もう骨だけでしたね(笑)。
ドラマの中で、サラン(イム・スヒャン)を追って、芙蓉閣にウエイターとして入る場面があるんですが、その頃が一番痩せていたと思います。
<b>-ソンフンさんが演じたア・ダモは、サランに対し、身分の差を克服して情熱的に求愛する役でしたが、ソンフンさん自身の恋愛スタイルはどうですか?</b>
しばらく恋愛していないのでよく分かりませんが(笑)。でも、恋愛のときも、グイグイいくタイプではないかなと思います。
<b>-好きな女性のタイプは?</b>
昔は外見的な理想のタイプがはっきりしていたんですが、今は話していてラクな人がいいです。
<b>-続いて出演されたドラマ「シンイ-信義-」では、髪をシルバーにして、笛の使い手という神秘的なチョ・ヨムジャを演じ、イメージがガラリと変わりましたね。大変だった点などはありますか?</b>
現代劇とは違って、1時間くらいかけてかつらをかぶってメークをして、いろいろ手がかかりましたが、それより暑さが大変でしたね。その当時、猛暑だったんですよ。国からも、できるだけ外出を控えるように、と言われていた時期にロケをしていたので、とにかく暑かったです(笑)。
<b>-主演を務めたイ・ミンホさんとのエピソードがあれば教えてください。</b>
ミンホは運動神経がそれほど良くないと聞いていたんですが、実際にアクションシーンを演じてみたら、そんなことはなくて、運動神経が良いなと感じました。それから、現場では俳優としての余裕を感じましたね。ただ、ストーリーの展開上、あまり絡む場面がなかったので、その点は残念ですね。
<b>-3月に終了した主演ドラマ「熱愛」では、スタッフの方に化粧品をプレゼントされたそうですね。どうして化粧品だったんですか?</b>
半年も撮影をしていると、もちろん俳優もいろいろ苦労はあるんですが、肉体的に一番大変な思いをしているのはスタッフたちなので。徹夜になったりすると、肌も荒れるので、最後に化粧品をプレゼントしました。
<b>-撮影がない休みの日はどんなことをしていますか?</b>
ベッドに座っています(笑)。休みの日も、次の撮影のセリフを覚えなきゃいけないので、台本を見たり、ジムに行ったりしていますね。ドラマの撮影中は、休みといっても長期ではなく、1日とか長くても2日くらいなので、その間できることといえば、台本を覚えることだし、運動も続けないといけないので。
<b>-これから日本での活動もされていくと思いますが、日本語は勉強中ですか?</b>
はい、今勉強しています。5回くらい授業を受けましたね。でも、全然頭に入っていないんです。どうしてだろう(笑)。
<b>-日本語でファンに伝えたい言葉はありますか?</b>
(日本語で)大好き。愛してる。ハハハ。(照れたように)本当にファンの方に会いたいです。昨年、日本でファンミーティングをしてから、半年以上会っていないので、すごく会いたいですね。
<b>-今回の東京滞在では、自由な時間はあるんですか?</b>
スケジュールを見たら、起床から就寝までタイムスケジュールがビッチリ決まっていました(笑)。今回は難しいですが、もし、自由な時間があれば、下町の方にも行ってみたいですね。
<b>-今後、どんな俳優になりたいですか?</b>
俳優たちに認めてもらえる俳優になりたいです。
キラキラした瞳でどんな質問にも快く丁寧に答えてくれたソンフン。写真撮影では、横顔を撮るのに右側と左側、どちらの顔が好きかと聞くと、「どちらも撮ってください」と臨機応変にさまざまなポーズを披露。
また、ポラロイド写真にサインと一緒に絵も描いてほしいとお願いすると、「僕、絵心がないんですよ。完成したものを見ると、いつもコレなんだろうって(笑)」と言いながらハートマークを描き、最後まで現場のスタッフを楽しませてくれた。
さぞ、友達も多いのだろうなと思いきや、深く付き合うタイプなので、友達はそれほど多くないとか。「友達がたくさんいると疲れますよ(笑)」と正直に語る、そんな率直で親しみやすい姿が魅力的だった。まだまだいろいろな可能性を秘めたソンフンが、今後どんな活躍を見せてくれるのか、大いに期待したい。
【予告篇】芙蓉閣の女たち~新妓生伝
Copyrights(C)wowkorea.jp 0