ファン・ジョンミン の最新ニュースまとめ
チョン・ドヨン自らも、「強烈な内容だった」と語る映画『ユア・マイ・サンシャイン』は、韓国で実際に起きた奇跡のような純愛を映画化したもので、暗い過去から逃げる生活の末、HIVに冒された女性と、彼女を妻として迎え、愛し、守り続けると決めた純粋な男性が、全てを乗り越え愛しぬく姿を描いた感動のラブストーリー。2005年に韓国で公開され、ロマンス映画歴代NO.1を打ち立てた。また、この映画で主演を務めたチョン・ドヨンは、数々の映画祭で賞を受賞している。
この日は、ゲストとして、“日本で最も愛される女芸人”<森三中>の村上知子と黒沢かずこが駆けつけた。すでに作品は鑑賞済みという村上は、「1人の男性に愛されるという、真実の愛が魅力的だった」と絶賛。
映画『ユア・マイ・サンシャイン』(監督:パク・チンピョ/出演:チョン・ドヨン、ファン・ジョンミン/日本配給:東芝エンタテインメント)は今秋、日比谷シャンテシネ、渋谷Q-AXシネマ他で全国ロードショー。
チョン・ドヨン:コンニチハ。日本に来てこんなに歓迎を受けるとは思いませんでしたし、とても驚いています。こんなにたくさんの方々に関心を持っていただいて、本当に感謝しております。
-韓国でこの映画が大ヒットした理由は何でしょうか?
チョン・ドヨン:『ユア・マイ・サンシャイン』が韓国でヒットしたのは、ユナとソクチュンの愛が、多くの困難を乗り越えて到達した愛だったからではないでしょうか。ほとんどの方がそうであるように、私も運命の愛を待ち焦がれていましたし、そういう愛があると信じていました。ですが実際は、ただ誰かを愛したらそれが運命の愛というわけではなく、愛を守り、愛に責任を持つということができた時に、運命の愛になるのではと感じています。
-ヒロインがここまで受け入れられたのはどうしてだと思われますか?
チョン・ドヨン:ウナが皆さんから愛された理由は、飾り立てたり作ったりといった愛らしさではなく、ウナ自身が輝いていたからだと思います。そして、ウナは、ソクチュンの大きな愛があったからこそ、光り輝いてキレイに見えたんじゃないでしょうか。日本でもそうだと思いますが、韓国では、男性も女性も恋をするとキレイになると言いますし。
-チョン・ドヨンさんの作品に対するアプローチ方法は?また、今作品での役作りは?
チョン・ドヨン:9本の映画に出演しましたが、これまでの作品はすべて、シナリオを読んで出演を決めてきました。『ユア・マイ・サンシャイン』の場合は実話ですが、ストーリーがとても強烈ということもあり、容易にこのストーリーを自分の中で受け止めることができませんでした。でも、監督に見せられた3枚の写真…1枚はこの物語の女性の写真で、残りの2枚は男性の写真でしたが…それを見て出演を決意しました。
ウナという役は、出演を決めるまではとても迷いましたが、決めてからはそんなに難しくはありませんでした。監督から“チョン・ドヨンらしいウナ”を見せてほしいと言われたので、リラックスして演じることができました。
-チョン・ドヨンさんが思う“愛される女性像・愛される女性の条件”とは?
チョン・ドヨン:まずは、やはりウナが可愛かったからだと思います(笑)。
線路脇の道端で、大勢の女性とスクーターと行き交う中で、すれ違った瞬間、ソクチュンに何かを思わせるような、惹きつけるものを持っていた。だから、ソクチュンが一目惚れしたわけですよね。ただ、それが一目惚れで終わらず、その女性を最後まで守ろうとし、ソクチュン自身が、愛、運命であると信じきった。映画の中でソクチュンが泣きながら「どうせ最後は死ぬんだから、どうせ死ぬんなら俺はウナと一緒に生きて死にたい」というセリフがあって、私自身もそのセリフに感動しましたし、本当にウナは幸せだなと思いました。
女性が愛される方法は…それを知っていればもっと恋愛を重ねてこられただろうし、結婚もしていたと思います。それは私にもよくわからないですね。
-今回、来日は何度目ですか?
チョン・ドヨン:公式的には初めてです。来日前は、これほど多くの方々が関心を持って下さるとは思っていなかったんです。ですので、時間もあるだろうし、東京をあちこち回ったり、気楽に過ごそうと思っていました。
-たくさんの取材を受けた感想、また、来日で楽しみにしていたことは?
チョン・ドヨン:私がペ・ヨンジュンさんやイ・ビョンホンさんと共演したことで、私に関心を持って下さるのかと思いましたが、ちゃんと私自身のこともご存知で、いろいろと聞いて下さるので、とても感動しました。取材が終わって、肉体的には疲れていましたが、気持ち的に暖かさでいっぱいでした。以前、写真撮影のために大阪に行ったことがあって、その時は期間も短く、地方ということもあり、静かだなという印象があります。東京に到着した初日に、都内を少し歩き回ったのですが、人がとても多くて活気があって驚き、また、今まで行った外国の中で、一番異国っぽいなと思いました。行ってみたい所は温泉でですね。いつか恋人ができたら、必ず行こうと思っています。
-今後はどんな映画に出演したいですか?活動の予定は?
チョン・ドヨン:韓国では、女優が映画の中で生きることが難しい時期があったと、私は思っています。それは、男性中心のテーマで見せ場を作っていくような傾向があったからです。
例えば、皆さんは私が、山ほどのシナリオの中から作品を選んでいると思っているようですが、常にそうとは限らず、2~3本のシナリオの中から選ばなくてはいけない時もありました。そうした状況で、私自身も落ち込みましたし、いっそのこと素晴らしい男性と結婚して、子供を生んで生きていくのも幸せなんじゃないかと思ったこともありました。
ただ、仕事を続けていく中で、ストーリーを重視する映画への興味が湧いてきたり、コメディへの興味も湧いてきたり、色々な“流れ”ができてきまして。その流れの中で、自然にその時、自分が必要とされる映画に出演したいと思うようになりました。
女優という仕事は、今だけの仕事ではなく、自分の生涯をかけた仕事だと思って、長いスパンと捕らえ、ひとつひとつを一生懸命やっていきたいです。今後については、あえて言うのであれば、信頼される女優になりたい。これからも一生懸命仕事に臨んで、今までと変わらないチョン・ドヨンでいたいと思います。
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