「超新星」
「超新星」
8月12日(火) さいたまスーパーアリーナにて、韓国の6人組男性ダンスボーカルグループ「超新星」が、今月28日に入隊を控えるソンジェのラストイベントである「超新星ファンミーティング2014『I believe』」を開催し、約1万3000人のファンが集結した。

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 会場が暗転、ファンが一斉に立ち上がってペンライトを灯すと、場内は一面の星空と化した。スクリーンにメンバー6人の映像が順番に映し出されると、登場へのカウントダウンがスタート。

 会場が6人の登場を待ちわびる中、オープニング曲「Beautiful」のイントロが流れはじめ、濃いブルーのスーツを身にまとったソンジェとソンモ、淡い水色のスーツのユナクとゴニル、白いスーツにサングラス姿のグァンス、紺ジャケットに白黒の模様をあしらったボトムスを着たジヒョクがステージ上に姿を現した。

 迫力ある歌声で会場を盛り上げるメンバーと、大きな声援で応えるMilky way(=超新星のファンを意味する)。オープニングステージでは、リズミカルなラップが印象的な「Are you ready」、ロックなダンスナンバーの「Winner」と3曲を披露した。

 続いて、会場を爆笑の渦に巻き込んだ「超新星のシルエットトーク」のコーナー。ソンジェにまつわる噂の真相や、ソンジェの素顔など、“ソンジェのすべて”をメンバーがファンに暴露するという、何とも興味深い企画。

 MCユナクが「ソンジェに真実を聞いてみましょう!」と言うと、大きな拍手に迎えられて、この日の主役ソンジェが「おはー!」と言いながら登場。ソンジェらしいあいさつに会場から笑いが起こった。

 「超新星」の中では“こわいお父さん的存在”であるというソンジェ。そんな本人を前に、なかなか本当のことは言いづらいというメンバーたちのために、今回はスクリーンの後ろに姿を隠し、ボイスチェンジで声も変えることに。

 「ここで、ソンジェを攻撃する4人を紹介します!」というユナクの声に続いて、ソンモ、ゴニル、グァンス、ファイティングポーズで闘う気満々のジヒョクが登場し、6人が揃ったところで「君たちは~?(会場から「Milky way!」という大きな声が上がる)僕たちは~!超新星です!」と恒例のあいさつ。

 コーナーの途中、ユナクからの「ソンジェくんは、自分を見て落ちない女性はいないと思っていますか?」という質問に、YESともNOとも言えず答えにつまるソンジェ。

 これに、メンバーの1人が「ソンジェくんは10年前、僕にそういう話をしたことがあります。そのときは僕も、ソンジェくんの顔が世界で一番きれいだと思っていたのですが、今でも(ソンジェは)そういう気持ちなのか聞きたいです。歳も歳だから!」と言うと、ソンジェは「そうですね。10年前は若かったし、もっとかっこよかったと思いますが、今はちょっと…歳も歳だし、まだ軍隊もあるし、悲しいですね。」と素直にコメント。

 すると、別のメンバーが「ソンジェは、一度女の子にフラれたことがあります。(MCのユナクが理由を聞くと)ソンジェがその女の子よりも美しい顔をしているからです」という、顔が美しすぎるあまり、高校時代に付き合っていた彼女にフラれたという、ファンミでしか聞くことのできないマル秘エピソードを暴露し、会場は大盛り上がり。

 誰の発言だか分からないことをいいことに、大はしゃぎでソンジェの秘密をバラすメンバーたち。実は“部屋が汚い”“センターポジションが大好き”といったソンジェの素顔だけでなく、“ソンジェの白い肌は羨ましくない”というメンバーの本音も飛び出した。

 続いてのコーナーでは、「超新星」の6人それぞれが選ぶ、これまでのコンサートでの“ベストパフォーマンス”が発表された。ユナクは、ゴニルの変装が印象的な「わたしがオジさんになっても」、「氣志團」と共演するきっかけとなったソンジェとグァンスの「One night carnival」、ゴニルは、ファンの反応がイマイチだったというソンモのマジック、自身とソンモでパフォーマンスした「Trouble Maker」、ジヒョクは、ソンモのマジック、ソンジェのクレヨンポップ、ソンジェは、パワフルな歌唱力を見せたソンモの「Only you」、ジヒョクの努力の結晶であるタップダンス、ソンモは、ジヒョクのタップダンスと、ソンジェの「One night carnival」、グァンスも「One night carnival」をそれぞれチョイス。

 さらに、 “ソンジェの24時間を大公開!”と題し、自宅の様子や、駐車の腕前を披露する姿、レコーディングの模様など、ソンジェ自身が1日中頭にミニカメラを付けて撮影したプレミア映像が公開された。リハーサルを終えて自宅に戻る車の中で、ソンジェは「僕は入隊してしまいますが、(この映像で)共に過ごした24時間を心に刻んで、2年間僕のことを信じて待っていてください。浮気しないで、他のアーティストを見ないで、僕だけを見て待っていてください。」とMilky wayに優しく語りかけ、この胸キュン発言に会場からは黄色い歓声が上がった。

 ここからはソンジェによるソロパフォーマンス。黒スーツに衣装チェンジしたソンジェは、全国ツアーを終えてから一生懸命練習したという「雪の華」、ソロ曲「Remember you」を日本語でしっとりと歌い上げ、抜群の歌唱力を披露した。ステージに真っ赤な炎が上がった「Driver’s high」ではサングラスをかけ、カリスマ全開のかっこいい男に大変身。

 ソンジェのソロステージが終わり、他の5人のメンバーも白と黒を基調とする衣装に着替え、再び登場。超新星が韓国にいるときも、Milky wayのことを思い出しながら歌っているという「クリウンナレ―君に会いたくてー」では、メンバーとMilky wayが共にメロディを奏でた。

 客席から聞こえた美しい歌声に「最高!」と言いながらウィンクするソンジェの顔がスクリーンに大きく映し出されるとファンの視線を釘付けにした。
「今すぐ君に届けたい」では、メンバーがアリーナを走り回りながら、ファンにカラフルボールをプレゼントするなど、ファンミーティングの盛り上がりは最高潮に達した。

 そして、最後のアンコールステージ。

 ソンジェは、自分のすべての想いを込め、ファンとの別れを惜しむように「ジャムシマン アンニョン(しばらくの間 さよなら)」を切なく歌い上げた。アリーナの両端に設置されたゴンドラに乗り、来場したすべてのファン1人1人に手を振り、何度も「ありがとう」と言うソンジェ。その目には、感謝、うれしさ、寂しさ、悲しみ、さまざまな色が浮かんでいた。ステージに戻ったソンジェに、メンバーからありったけの愛と感謝が込められたビデオレターと「For You」が届けられた。

 最後を飾ったのは「愛言葉」。ファンと一緒に歌うと幸せな気持ちになれるとソンジェがセレクトした曲だという。ソンジェと5人のメンバー、そしてMilky wayは、また2年後一緒に歌える日を夢見ながら、この曲を大合唱した。

 とうとう訪れた別れの時。最後のあいさつをしようとするも、ずっとこらえていた涙があふれ出し、なかなか顔をあげることができないソンジェ。そんな姿を見たMilky wayからは、大きな「ソンジェ!」コールがわき起こり、もらい泣きするファンの姿も。その声に鼓舞されるように「皆さん、一番大きな声でお願いします!以上、君たちは?(「Milky way!」)僕たちは!超新星でした!」とソンジェが声をかけ、6人揃って最後のあいさつをし、客席に向かって深々とお辞儀をした。

 ステージを後にしようとするも、名残惜しさのあまり、なかなか離れることのできないソンジェ。最後にもう一度この日の光景、ファンの姿を目に焼き付けようと、メンバーとともに花道を通って、アリーナ中央へ。「最後に韓国語で言いたいことがあります」と言ってグァンスに通訳を頼み、愛しいMilky wayへのラストメッセージを伝えた。


 「今日は泣かないと本当に強く決心してきたのに、最後にこうやって泣いてしまいました。今日のこの場には僕の家族も来ていて、幼なじみも来ているので、なおさら泣いた姿を見せたくなかったのに…。皆さんにお願いがあります。僕は軍隊に行く間、一生懸命“日本語の勉強”をしますからね。その代わり、皆さんも一生懸命“韓国語を勉強”してください。そして(2年後戻ってきたら日本語と韓国語と)半分ずつで話しましょう。OK?今日は、本当にありがとうございました。僕の本心を日本語で伝えられたらよかったのに…。それができないのが悔しいです。ファンの皆さん、見えないところで僕らを支えてくれたスタッフの皆さん、今まで本当に、本当にありがとうございました。」

 これから2年間、5人で活動していくこととなる「超新星」。入隊するソンジェが不安を感じないように、Milky wayとともにメンバー5人でしっかりと「超新星」というソンジェの“帰る場所”を守っていくことを約束し、2年後に笑顔で再会できることを願いながら、「超新星」とMilky wayの愛にあふれた“笑いあり涙あり”のファンミーティングは幕を下ろした。


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