<B>―日本語でレコーディングするにあたって、苦労されたことはありましたか?</b>
スンユン:やはり韓国語にはない表現とか発音があるので、それが難しかったです。例えば、ざ、ず、つ、じゃ、という発音が難しかったので、レコーディングをするのに時間がかかりました。
ミンホ:発音は気をつけたんですが、どうしても抜け落ちてしまうことがあって、僕の場合、「LOVE IS A LIE」だったと思うんですが、ラップパートのレコーディングが終わってから、3日後に追加レコーディングが必要だと連絡が来ました。修正でした。それでレコーディングをしたんですが、1音節だけだったので、10秒で終わったと思います(笑)。そういう発音や細かい修正が多かったです。
スンフン:韓国語で作詞をして、それを日本語に訳してもらうんですが、そうすることで、曲によっては雰囲気や流れが変わってしまうこともあったので、韓国語バージョンと日本語バージョンの印象がだいぶ違うと思います。
<B>―今回のアルバムの中で、それぞれおすすめの曲を教えてください。</b>
スンユン:リード曲「GO UP」をおすすめしたいです。僕たちがすごく大変なときに、そして「WIN」のファイナルバトルのプレッシャーを感じながら作ったので、とても大切な曲です。“心配しなくてもいい、絶対よくなるから、楽しんでいこう”というメッセージが込められています。
テヒョン:僕は「DON'T T FLIRT」。とても楽しい曲です。歌詞も面白いし。カラオケで、おいしい物を食べながら歌ったら面白いと思います(笑)。
ジヌ:僕はテヒョンのソロ曲「CONFESSION」が一番好きです。好きな人に告白するとき、この歌を彼女に歌ってあげたら喜ぶと思います。歌詞が素晴らしいです。
ミンホ:僕はボーナストラックに入っている自分のソロ曲「I'M HIM」をおすすめしたいです。今回のアルバムは、全体的にエモーショナルな雰囲気なんですが、この曲は聞いた瞬間、エモーショナルな雰囲気とは真逆だと感じると思います。完全にヒップホップです。本当は日本語でメッセージを伝えたかったんですけど、韓国語の言葉遊びになっているので、韓国語のまま収録されていますが、ノリやすいリズムになっているので、力を発揮したいときや、運動するときに聴くと楽しいと思います。
スンフン:僕は「EMPTY」です。初めて聴いたとき、もう1回聴きたいと思いました。僕は他のメンバーと比べて、よりポピュラーな音楽を幅広く聴いているほうですが、この曲を僕たちがうまく歌いこなせたら、長く愛される曲になるだろうなと思いました。
<B>―「WIN」でもSOLさんがプロデューサーとして携わり、他の「BIGBANG」のメンバー、「2NE1」もいろいろなコメント、アドバイスをされていましたが、先輩から受けたアドバイスで印象に残っているものは?</b>
スンユン:最近、韓国でYG Family Concertがあったんですけど、公演後の会食の席で、D-LITE先輩が最近日本で開催したアリーナツアーの話をしてくださいました。それで、僕たちも日本で、ZEPPツアーがあるという話をしたら、「コンサートのときは歌とパフォーマンスも重要だけど、MCも練習して、ファンの皆さんに面白い話もできたら、もっといいコンサートになる」というアドバイスをもらいました。
スンフン:G-DRAGON先輩、SOL先輩は僕たちに興味はないと思っていたんですが、偶然お会いしたとき、「今回のティーザー映像見たよ。あれはやりすぎじゃない」とか感想を言い、モニタリングをしてくださったので、すごくありがたかったです。
ジヌ:「2NE1」のダラ先輩から、「なんとなく昔の自分を見ているようだ」と言われたのがうれしかったです。そして、「もっと自信を持って、楽しむようにしたほうがいいよ」と言ってくださったので、大変なときやつらいとき、その言葉を思い出して頑張っています。
ミンホ:先輩からいろいろなアドバイスを受けましたが、一番印象に残っているのはSOL先輩の言葉ですね。「RINGA LINGA」のPVの撮影現場に行ったとき、僕たちも1日中現場にいたんですが、SOL先輩はすでに3日徹夜しているところでした。なので、SOL先輩に「3日も徹夜していて大変じゃないですか?」と聞いたら、明るい笑顔で「自分が好きな事をやっているのに、なぜ大変なの?」と逆に聞かれました。その姿がとてもカッコよくて、今でも大変なことがあると、その場面を思い出します。
テヒョン:僕は先輩からではなく、母からの言葉なんですが、僕たちはデビューしたばかりなので、注目される分、いろいろな目で見られていると思うんですが、「一部分だけを切り取って判断しないように」ということを言われたんです。その言葉が僕にとっては、すごく力になりました。