「BIGBANG」の“弟分”として注目を浴びている超大型ボーイズグループ「WINNER」が、9月10日にリリースされたジャパン・デビューアルバム「2014 S/S-Japan Collection-」を引っさげ、11日東京・ZEPP TOKYOにて、5都市11公演の初のジャパンツアー「WINNER 1st JAPAN TOUR 2014」をスタートさせた。
「WINNER」は全世界が固唾を飲んで見守ったオーディション番組「WIN:Who Is Next」で見事デビューを勝ち取った、カン・スンユン、ナム・テヒョン、キム・ジヌ、ソン・ミンホ、イ・スンフンからなる平均年齢20歳の5人組グループ。「BIGBANG」同様、メンバー自ら作詞・作曲もこなすマルチな才能を発揮し、韓国で8月12日にリリースされたデビューアルバム「2014 S/S」は、デビューの時期を遅らせてまで、作品性や完成度にこだわった、まさに彼らの名刺代わりとなる一枚とあって、発売直後から韓国の主要配信チャートを席巻。リード曲「EMPTY」は9つの主要配信チャートで1位を総なめにした。
開演前から、ファンの熱気や興奮に包まれる中、いよいよライブが開幕。ファッションショーのような演出で、メンバーが一人ずつ、スモークの炊かれたステージに現れるたびに、悲鳴のような大歓声が巻き起こる。ランウェイを歩くモデルのように、クールな表情で颯爽とウォーキングをする彼らに、ファンの目がくぎ付けに。スタイリッシュなカッコよさに早くもハートをわしづかみにされる。
そして5人がそろい、「WIN:Who Is Next」で彼らを“WINNER”へと導いた「GO UP」が流れると、ファンの掛け声が大きく響き渡り、オープニングから異様な盛り上がりで、会場は一気にヒートアップ。その勢いのまま「LOVE IS A LIE」になだれ込み、ボルテージは上がりっぱなし。
リーダーのスンヒョンが「WINNER 1st JAPAN TOUR 2014へようこそ。待ちに待ったツアーの始まりです。最後まで盛り上がりましょう!」とあいさつし、テヒョンが「テンションMAXでお願いします!」と客席をあおる。そして、「今日はいろいろ準備しましたので、一緒に遊びましょう!」というミンホの言葉通り、さまざまな演出でファンを楽しませた。
他にも、「日本の皆さんともっと共感できるように準備しました」と日本のヒット曲のカバーも。ギターを持って登場したスンユンが「ぜひ一緒に歌ってください。いきましょうか」と客席に声を掛け、ギターで「DIFFERENT」のイントロを弾き始めるというボケをかまし、テヒョンから「ダメよ~」とつっこまれる一幕も。気を取り直し、スンユンとテヒョンの美しいハーモニーで猿岩石の「白い雲のように」を、5人全員で楽しくキュートなダンスをしながら、久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」を歌い、ファンも一緒に合唱、会場は一体となった。