日本プロ野球入り1年目にしてセ・リーグのセーブ王に輝き、さらにはCSでのMVP獲得など数々の偉業を成し遂げた阪神の守護神、呉昇桓。(写真提供:OSEN)
日本プロ野球入り1年目にしてセ・リーグのセーブ王に輝き、さらにはCSでのMVP獲得など数々の偉業を成し遂げた阪神の守護神、呉昇桓。(写真提供:OSEN)
日本プロ野球入り1年目にしてセ・リーグのセーブ王に輝き、さらにはCSでのMVP獲得など数々の偉業を成し遂げた阪神の守護神オ・スンファン(呉昇桓)の活躍でチームを日本シリーズ進出に導いた。さらに日本シリーズでは同じ韓国人選手のソフトバンク イ・デホ(李大浩)との戦いになったこともあり、韓国でも大きな関心が寄せられている。

オ・スンファン の最新ニュースまとめ

 オ・スンファンは野球を始めてからずっと投手としてやってきて、高校時代にひじを故障し、大学時代のほとんどをトミー・ジョン手術のリハビリで過ごしたが、2005年の大学卒業時に韓国プロ野球三星ライオンズに入団。大学時代に実績がなかったことが、逆に他のチームから注目されることもなかったのと、入団時にはひじも完治していたこともあり1年目から抑え投手として活躍。その年の新人賞を獲得し、韓国シリーズMVPにも輝くなど、華々しいデビューを飾った。

 その後2006年には63試合47Sを記録し韓国の歴史を塗り替えただけでなく、中日ドラゴンズの岩瀬が持つアジア記録46Sを更新した。プロ3年目の2007年には韓国プロ野球史上最少試合、最少シーズンで通算100Sを挙げた。2009年~2010年は肩やひじの故障に悩まされるも、2011年には見事な復活を果たし、韓国シリーズ通算最多セーブ数6Sを達成し、ソン・ドンヨル(宣銅烈)が持つ4Sの記録を更新した。

 2013年オフに日本プロ野球阪神タイガースに入団したオ・スンファンは、日本でも大先輩のソン・ドンヨルの記録(37S)を破り39セーブを挙げ、チームの日本シリーズ進出に貢献した。

 マウンド上での冷静沈着さ、どんな状況でも表情が変わらない様子から「石仏」と呼ばれるオ・スンファン。そんな強固なイメージとは反対に、プライベートでは花を育てたり料理をしたりするのが好きで、料理の腕前はなかなかだという。

 25日から始まるソフトバンク対阪神の日本シリーズ。“石仏”オ・スンファンがソフトバンク打線を抑え、チームを頂点に導くことができるのか、日韓で大きな注目を集めている。

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