会場が暗転し、開演前から流れていたBGMが少しずつ大きくなると、スタイリッシュなワイシャツ姿の5人がステージ上に姿を現した。躍動感溢れるイントロにのせて、ボーカルのハンビョルが「来てくれてありがとうございます~!」と叫び、ボーカルのギュミン、ドラマーのヒョソクとともに力いっぱいにドラムを叩くと、その勢いのまま、オープニングナンバー「Dash」がスタート。「Everybody一緒に!」というハンビョルの掛け声に合わせて、赤く光るペンライトをリズムよく振るファンたち。曲の途中では、リーダーのヨンジュンが渾身のギターソロを披露するなど、ライブは早くも大きな盛り上がりを見せた。続く「Time is up」では、ボーカルのギュミンとハンビョルが客席のファンに向かってとびっきりの笑顔を見せたり、力強い声でシャウトをしてみせたりと、一気に会場のボルテージを高めた。続いてスタートしたのは、「Ledapple」の大人気バラードナンバー「ギミ・君・LOVE」で、さきほどの男らしい姿とはうって変わって、大人っぽいセクシーな歌声で会場のファンを魅了した。
ハンビョルとヨンジュン、グァンヨンがステージをあとにすると、ストリート系ファッションに衣装チェンジし、サングラスをかけたギュミンが登場!ギュミンは「ちょっと雰囲気を変えていきましょう!みんなHIP-HOPは好きですか?僕も好きですが、(これから歌う曲は)僕が最近一番好きな曲です。クリス・ブラウンのロイヤルという曲です。ちょっと悪い単語もあるけど(笑)、音楽を楽しんでください。ヒョソクと一緒にアドリブで演奏します。」と言い、ヒョソクに「Are you ready?」と聞くと、ヒョソクは待ってましたとばかりに「I am ready!」と勢いよく答え、演奏がスタート。ライブでしか見ることのできないギュミンとヒョソクの姿にファンは大喜びの様子だった。
トークコーナーとライブ恒例の写真撮影タイムが終わり、「次は『Are you eating well』です。日本語にすると、ご飯はちゃんと食べている?という意味の悲しい歌詞です。聞いてください。」というギュミンの曲紹介に続いて、自分の元を去っていった恋人への愛を歌ったバラードナンバー「Are you eating well」を切なく歌い上げた。「次の曲もバラード曲です。これはまだ日本では発表していませんが、韓国ではドラマのOSTとして発表しました。聞いてください。」というギュミンのコメントに続いてスタートしたのは、「Call my name」で、日本未発表曲をライブで直接聞くことができたファンたちは、うれしそうな様子を見せた。会場が大きく盛り上がったところで、5人は「Fly high」、「Let the wind blow」といったキラーチューンを連続投入!会場は熱狂の渦に包まれた。
曲の合間で、ハンビョルが「皆さん、いかがでしたか?楽しんでますか?」と聞くと、会場からはわれんばかりの大歓声が上がった。そして「これからロックンロールタイムです!雰囲気を変えていきましょう!Say who are you!」というギュミンの元気いっぱいの掛け声で、今春のハッピーチューン「WHO ARE YOU~愛のフラワー~」のイントロが流れ出すと、会場のファンもノリノリでペンライトを揺らした。続く「Young Hee-ya」と「Yeah」でも5人のロック魂が炸裂した。
5人の完ぺきなライブパフォーマンスによってもたらされた幸せな時間は、いよいよ終わりを迎える。
ギュミンが「そろそろもうすぐライブの最後の部分になりました!今日は、本当に来てくれてありがとうございます。ヨーロッパに行ってきて、(皆さんに会うのは)めっちゃ久しぶりですよね。皆さん、会いたかったです。」と言うと、客席から大きな黄色い歓声があがった。ハンビョルが「今日は、本当に意味のある時間を作ってみました。本当に今日も感動しました。皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。」とファンへの感謝を述べたのに続いて、ギュミンが「次の曲は『希望の唄』です。めっちゃ楽しい曲で、僕たちと皆さんの好きな曲だから、一緒にひとつになって楽しみましょう!」と呼びかけ、メンバーとファンは一緒に同曲を大合唱し、会場は、この日一番の一体感に包まれた。そして、ハンビョルの「This is last song today!今日は楽しかったですか?楽しい時間でしたね。Give me your scream!(みんな叫べ~!) Let’s go!」という掛け声に続いて、この日のラストナンバー「Run to you」がスタート。曲の終盤で、ハンビョルがありったけの声を振り絞って高音のロングトーンを披露するなど、大きな盛り上がりを見せた。演奏を終え、ハンビョルが「ありがとうございました!」とあいさつすると、5人は客席に向かって深々とお辞儀をし、ステージをあとにした。
5人の姿が見えなくなると、客席からは大きな「アンコール!アンコール!」の声が上がった。そして、再びメンバーがステージ上に姿を現すと、メンバーの名前を呼ぶ声が上がった!ギュミンがセクシーな声で「Can you kiss me?」と言うと、客席からは「きゃあ~!」とこの日一番の黄色い歓声が上がり、アンコールナンバー「Kiss me darling」がスタート。ハンビョルとギュミンがかっこよくジャンプして見せたり、客席に向かって投げキスをしてみたりと、ファンサービスたっぷりのおもてなしに、観客は大喜び!曲の終盤では、グァンヨンがヨンジュンに歩み寄り、息ぴったりの演奏を披露し、ハンビョルとギュミンがファンとともにジャンプでフロアを揺らすなど、凱旋BIGライブは大成功を収めた。