【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が2日発表した消費者物価動向によると、11月の消費者物価は前年同月比1.0%上昇した。2月(1.0%)以来、9カ月ぶりの低水準となった。 上昇率は年初の1%台初めから4月に1.5%、5月と6月がそれぞれ1.7%と、拡大するかに思われたが、7月が1.6%、8月が1.4%、9月が1.1%と鈍化。10月も1.2%にとどまっていた。 韓国銀行(中央銀行)の物価安定目標(2.5~3.5%上昇)から徐々に遠ざかっている。 11月をみると、物価の長期的な流れを示すコア指数(農産物と石油類を除く)が前年同月比1.6%上昇した。これは昨年8月(1.5%)以来、1年3カ月ぶりの低水準となる。 月ごとの変動が激しいエネルギーと食料品を除いた指数は同1.3%上昇で、昨年8月(1.3%)並みに鈍化した。 生活物価指数は同0.7%上昇し、4カ月連続で1%を割り込んだ。 生鮮食品指数は同5.2%下落し、15カ月連続のマイナスとなった。特に果物と野菜の下落幅が大きい。 工業製品は前年同月に比べ0.1%下がった。スポーツウエアやハムなどが上がった一方、ガソリンや軽油、自動車用液化石油ガス(LPG)などが下落した。 電気・水道・ガスは、都市ガスや上水道、地域暖房費などが一斉に値上がりしたため、1年前に比べ2.1%上昇した。サービスは1.6%上昇。 統計庁の物価動向課長は「国際的な原油価格の下落で国内の石油製品類の価格も大幅に下がったほか、昨年の電気料金引き上げの反動があった。また、旅行の閑散期なども重なり、物価の上昇幅が小さくなった」と説明した。 mgk1202@yna.co.kr
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