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サムスン「ギャラクシーギア」は無線通信機器=世界税関機構
【世宗聯合ニュース】世界税関機構(WCO)がベルギーで16日(現地時間)に開催したHS委員会(HSC)で、韓国・サムスン電子のウェアラブル端末「ギャラクシーギア」を関税の高い「時計」ではなく「無線通信機器」に分類することを決定した。韓国の企画財政部と関税庁が17日、明らかにした。 HS委員会は国際的に見解の相違がある個別商品の品目分類(HSコード)を決定する活動などを行っている。この品目分類によって関税が決まることになる。 ギャラクシーギアの場合、韓国や米国、日本などが無線通信機器と見なす一方、インドやトルコ、タイなどは時計だと主張してきた。無線通信機器についてはほとんどの国が関税率をゼロとするが、時計に対してはインドやトルコ、タイなどが4~10%の比較的高い税率を適用している。 韓国政府は昨年9月、ギャラクシーギアを品目分類の案件としてWCOに上程しており、HS委員会が無線通信機器への分類を決めた。 今年5月末までにWCO加盟国の異議申し立てがなければ分類が確定し、HS委員会は加盟国にギャラクシーギアを無線通信機器に分類するよう勧告する。HS委員会の決定事項に法的な拘束力はないが、加盟国は実質的に従うことになる。 これにより、サムスン電子のギャラクシーギア輸出の関税負担が、2014年基準で約1300万ドル(約15億8000万円)軽減すると見込まれる。 企画財政部の関係者は「今回の決定により、ギャラクシーギアのようなほかのスマートウオッチも無線通信機器に分類され、低い関税率が適用される可能性が高まった」と説明した。 mgk1202@yna.co.kr