【ソウル聯合ニュース】サムスン電子の最新スマートフォン「ギャラクシーS6」と「ギャラクシーS6エッジ」が韓国や欧米などで10日に発売された。 ギャラクシーS6は、スマートフォン世界市場で米アップルにシェアトップの座を奪われたサムスンが、プライドを取り戻すために開発した。 サムスンは昨年、ハイエンド市場では「iPhone(アイフォーン)6」を前面に押し出したアップルの反撃に、中低価格市場では華為技術(ファーウェイ)をはじめ中国メーカーの攻勢に押され業績が振るわなかった。 ギャラクシーS6の開発名を「プロジェクト・
ゼロ」とし、初心に帰ってデザインと性能の革新を実現するとの意志を示した。 また、公開イベントも「オール・ニュー・ギャラクシー(ALL NEW GALAXY)」に決めるなど、全社を挙げて準備に取り組んできた。 同社は、両機種で7000万台以上の販売を期待している。 過去最高の7000万台を売り上げた「ギャラクシーS4」の記録を更新すると見込んでいる。 両機種はメタルとガラスが調和をなしたデザインとフルスペック(最高仕様)の性能を備える。 特に、ギャラクシーS6エッジは両サイドがカーブした曲面ディスプレーを世界で初めて採用したことに加え、デザインの美しさも評価されている。 ユーザーエクスペリエンス(UX)は使用する必須機能を中心に簡素化した。 背面に1600万画素、前面に500万画素のカメラを搭載。F値1.9の明るいレンズを搭載し、リアルタイムHDR(ハイダイナミックレンジ)機能も備え、暗い場所でも鮮明な写真を撮影できる。 ホームボタンを2回押せば0.7秒でカメラが起動し、動く被写体を自動で追うオートフォーカス機能も備えている。 また、スマートフォンで初めてワイヤレス充電規格のQi、PMAの両方に対応し、手軽にワイヤレス充電ができることも特徴だ。 10分の充電で4時間の利用が可能な急速充電機能も備えている。 具体的な仕様をみると、モバイル業界初となる14ナノ(ナノは10億分の1)メートルプロセスの64ビットモバイルプロセッサー、最新のLPDDR4とUFS2.0メモリーを搭載した。 画面は5.1インチのフルハイビジョン「Super AMOLED」ディスプレーを採用。最大600cd/m2の高輝度表示が可能なため明るい野外でも鮮明な画像を楽しめる。 このほか、同社独自の決済サービス「サムスンペイ」とセキュリティープラットフォーム「KNOX」を搭載し、スマートフォンで安全に決済できるようにしている。サムスンペイサービスは韓国で7月から実施される。 両機種は10日に韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、オーストラリアなど20カ国で販売が開始され、他国でも順次発売される予定だ。 韓国での販売価格はギャラクシーS6の32ギガバイト(GB)が85万8000ウォン(約9万4000円)、64GBが92万4000ウォン。ギャラクシーS6エッジは32GBが97万9000ウォン、64GBが105万6000ウォンとなっている。 色は、ホワイトパール、ブラックサファイア、ゴールドプラチナの3色に、ギャラクシーS6はブルートパーズが、ギャラクシーS6エッジはグリーンエメラルドが加わりそれぞれ4色のバリエーションをそろえた。 sjp@yna.co.kr
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