北朝鮮が意欲的に建設し、最近竣工式を行なった平壌国際空港第2ターミナルが本格的に稼働している写真が22日、公開された。(提供:news1)
北朝鮮が意欲的に建設し、最近竣工式を行なった平壌国際空港第2ターミナルが本格的に稼働している写真が22日、公開された。(提供:news1)
北朝鮮が意欲的に建設し、最近竣工式を行なった平壌国際空港第2ターミナルが本格的に稼働している写真が22日、公開された。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 中国に基盤をもつ北朝鮮専門の旅行会社である「高麗ツアーズ」は最近、Facebookで平壌国際空港内部の様子を写真で紹介した。

 公開された写真では、平壌国際空港は空港内の大部分の商店に従業員が配置され、正常に稼働している様子が伺える。

 航空機の離着陸を知らせる電光掲示板には、中国・北京と瀋陽への便を案内する写真も公開されるなど、竣工式以降、すぐに本格的な稼働に入ったと見られる。

 また、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が名付けたという「モランボン楽団」と、北朝鮮がMERS(中東呼吸器症候群)の特効薬だと主張する「クムダン-2注射薬」の広告が目につく。

 各店頭では酒類、菓子、インスタント食品の販売はもちろん、価格表にはユーロとドル、人民元などのレートが表記されているのも見られる。

 さらに高麗航空の機内食をこれまで提供されていたハンバーガーから海苔巻きに変わったことも今回の写真で確認された。

 高麗ツアーズによると、高麗航空は最近、観光客に提供される機内食をハンバーガーから海苔巻きに変えたのは、中国人観光客が一気に増えたことと、北朝鮮が今回の空港建設に関して継続的な「主体性」を強調することとも関係があるのではないかという。

 平壌国際空港は2013年に金第1書記の指示で建設を始め、先月、最終完工した。

 約2年の工事期間、空港インテリアの「主体性」が問題になり、空港建設を担当していた金第1書記の側近マ・ウォンチュン前国防委員会設計局長が左遷されるなどの紆余曲折を経ていた。

 金第1書記は先月25日、リ・ソルジュ夫人をはじめ幹部らと共にこの場所を訪れ、完工した空港を隅々まで見回り、空港建設の成果に満足感を示していた。

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