”ドーピング陽性”そして”泥酔運転”のカン・スイルに所属チーム監督 「ありえない罪を犯した」
”ドーピング陽性”そして”泥酔運転”のカン・スイルに所属チーム監督 「ありえない罪を犯した」
ドーピングテストでの陽性反応により、懲戒処分を受けた済州ユナイテッド所属のカン・スイル(28)が、自粛期間中に泥酔状態でハンドルを握るという事件を引き起こし、物議を醸している。さらには、自身の飲酒運転を隠そうと友人に罪を被らせようとした事実も明るみとなり、サポーターに衝撃が走っている。

カン・スイル の最新ニュースまとめ

 カン・スイルは24日午前4時40分ごろ、運転中の車をタクシーに追突させた。警察が出動すると、同乗していた友人が運転していたように見せかけたが、言動に不審を抱いた警察の追求で、カン・スイルが運転していたことを認めた。当時、カン・スイルの血中アルコール濃度は0.110%で、泥酔状態だった。

 去る5月、カン・スイルはドーピングテストで陽性反応となり、プロサッカー連盟より15試合の出場停止処分が下された。続いて、上級団体である大韓サッカー協会は去る12日、懲戒委員会を別途で開き、6か月間(2015年6月11日付で適用)追加懲戒とした。サッカー協会は「FIFAドーピング防止規定(FIFA ADR)およびサッカー協会懲戒規定中、ドーピング関連制裁を適用し、出場停止6か月の処分を下した」と発表した。

 結局、カン・スイルはサッカー界が下した懲戒を受け、自粛期間を過ごしていた。しかし、再び致命的な失敗を犯してしまった。”犯罪者”となったカン・スイルに対し、所属チームである済州ユナイテッドのソ・ソンファン監督は深いため息を漏らし、所属選手の過ちを悔んだ。

 チョ監督は24日、韓国メディアの取材に「連盟の懲戒後、(カン)スイルはチームに合流していたのだが、サッカー協会による追加懲戒以降は、自宅で過ごしていた。個人的に受けたショックへの精神安定と軽い負傷の治療を受けるために外出していたはずだが、このような事態になるとは…」と動揺したようすだった。

 また「朝、報道を通して事故のニュースを知った。スイルとは、まだ通話もできていない。現在、電源が切れている状態」とし、「どうして、このようなことになってしまったのか、私も理解に苦しむ。私の責任も大きいと思っている」と無念さを露わにした。

 チョ監督は「もう若くもない、十分に善悪の判断ができる年齢。置かれた状況も十分にわかっていたはずなのに、とにかく残念でならない」とし、今後チームで対応を協議する方針だと伝えた。

 

Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0