韓国化粧品メーカーに追われる日本・資生堂の“Kビューティー化”が進む？

アジア1位の化粧品企業である日本の資生堂グループの足取りが忙しくなった。“Kビューティー”を導いている大韓民国最大の化粧品メーカー「アモーレパシフィック」が海外市場を積極的に攻略し、資生堂を追い越すだろうという展望が次から次へ出てきているからだ。

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　資生堂は「現実を直視しなければならない」とし、2020年を目標に中・長期的な体質改善作業に突入した。代表ブランドには韓国人モデルを起用するなど変化の風が吹いている。

　2日、関連業界によると、資生堂は「ビジョン2020」を宣言してから現地化戦略を強化している。韓国資生堂では去る7月、ファン・ハクサン新任代表が就任した。資生堂が韓国人を代表に選任したのは今回が初めてだ。流行に敏感な韓国化粧品市場を最もよく分かっているという点を認めたのだ。

　資生堂を代表するヘアケアブランド「MACHERIE(マシェリ)」は最近、韓国人女優イ・エリヤ（25）をアジア地域の専属モデルに抜てきした。同ブランドが韓国人をアジアモデルに起用するのもやはり初めてのこと。

　一方、「アモーレパシフィック」は「雪花秀（ソファス）」、「LANEIGE(ラネージュ)」、「Mamonde（マモンド）」、「ETUDE HOUSE(エチュードハウス)」、「innisfree（イニスフリー）」を「5大グローバルチャンピオンブランド」と掲げている。現在の海外売り上げの半分以上が中国から出ているが、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシアで事業を拡張する構想だ。