【アンタルヤ(トルコ南部)聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が15日(現地時間)、トルコ南部のアンタルヤで開幕した20カ国・地域(G20)首脳会合に出席し、「北が核を放棄し開放と協力の道に進むならば、国際社会と力を合わせ毎年630億ドル(約7兆7000億円)の需要が予想される北東アジアのインフラ投資を支援する計画だ」と発言した。 朴大統領は北朝鮮を含む北東アジアのインフラ投資に向けた国際社会の協力を提案しながら、「そのために北東アジアに特化した北東アジア開発銀行を設立し、アジアの開発を長年担ってきたアジア開発銀行(ADB)、またアジアインフラ投資銀行(AIIB)と協力することも良い方策」と、国際社会の関心と支持を呼びかけた。 また、世界経済が困難に直面するなかで、持続的な経済成長と構造改革を通じてより多くの人が成果を分かち合う包括的な成長が必要だとし、「良質の雇用を多く生み出し、これが消費拡大と企業の投資につながり、再び家計所得増加と一層多くの雇用創出につながる好循環構造をつくることが重要だ」と述べた。 韓国も構造的な問題による成長潜在力と雇用創出力の低下という問題を抱えているが、「経済革新3カ年計画」を通じ公共・労働・金融・教育の4大部門で構造改革を重点的に推進しており、目に見える成果も少しずつ現われていると紹介。構造改革で畑を耕した後、創造経済(産業と産業、文化と産業を融合させ付加価値や雇用、成長エンジンを生み出す経済政策)により新たな成長エンジンを創出していると説明した。こうした成果を知ったほかの国が韓国の創造経済モデルを導入したり、経済協力開発機構(OECD)が他国でも適用可能な革新事例として紹介したりもしているという。 朴大統領はこの日のG20首脳会合で、ワーキングランチに続き討議の場でも安倍晋三首相と並んで着席した。NHKはワーキングランチで安倍首相が朴大統領と、2日に行われた両者初の首脳会談後の雰囲気について言葉を交わしたと伝えている。  mgk1202@yna.co.kr
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