【ニューヨーク、ワシントン聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者で米国を訪れている韓国人女性の吉元玉(キル・ウォンオク)さんが9日(米東部時間)、ワシントンの日本大使館前で開かれた「水曜集会」に参加し、慰安婦問題に対する日本政府の謝罪を求めた。 水曜集会は韓国の市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)が慰安婦問題の解決を求めソウルの日本大使館前で毎週水曜日に開催している集会だ。在米日本大使館で開催されるのは昨年7月以来、2回目となる。 吉さんは「過ちを悟ったなら、謝罪し賠償するのが原則だ」と訴え、日本政府がひざまずき被害者に謝罪する時がくるものと信じるとした。 集会に参加した挺対協の尹美香(ユン・ミヒャン)常任代表は、韓国政府と日本政府が昨年末に慰安婦問題をめぐり合意した後も、日本政府は被害者らの名誉を傷つける妄言を繰り返していると批判。「韓日両国の政府は常識的、合法的に慰安婦問題を解決し、日本政府は国の法的な責任を認め謝罪せよ」という内容の声明を読み上げた後、抗議の書簡を日本大使館に渡した。 一方、ニューヨークを訪問中の慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは9日午前にニューヨーク市立大クイーンズ校のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)センターで、ホロコーストの生存者や学生らと懇談した。李さんは韓日政府の合意を批判し、日本政府の公式謝罪と法的な賠償を促したとされる。午後はニュージャージー州ハッケンサックにある慰安婦の慰霊碑を参拝した。 mgk1202@yna.co.kr
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