イム・ジュファン の最新ニュースまとめ
先日、世界で一番貧しい大統領と呼ばれるホセ・ムヒカ氏が来日して、その発言に多くの関心が寄せられていましたね。
「貧しい人とは少ししかものを持っていない人ではなく、いくらあっても満足しない人のことだ」
そして、「“幸せ”とはなにか」
ホセ・ムヒカ氏の言葉から多くの気付きがあったように思います。
連日これらのニュースを見ながら、イム・ジュファン主演『おバカちゃん注意報~ありったけの愛~』を見た時の感動を思い出しました。
この作品は主に兄弟愛、家族愛をテーマにしたドラマで、2013年5月から11月まで韓国で放送された作品です。
133話の長編ですが、私にとってこのドラマは、人として大切なことをたくさん学んだバイブルのようなドラマになっています。
主人公のコン・ジュンス(イム・ジュファン)はある事情から両親を亡くし、わずか13歳の時から3人の弟妹を育てることになります。
ある時、弟のヒョンソク(チェ・テジュン)が誤って友人を殺してしまいますが、ジュンスは自分が罪を被り10年間の服役を経て家族のもとに戻ろうとします。
もともと血のつながりのないジュンスを疎ましく思っていた弟妹が前科者の兄を受け入れるはずがありません。そして、世間の風も彼に冷たく当たるのでした。
それでも、ジュンスは無償の愛で大切な家族たち愛し続けます。
自分への見返りなど微塵も考えずに、ただただ愛し続け見守ります。
「家族はどんな時でも、手を離してはだめなのよ」
亡くなった最愛の母がジュンスに残した言葉でした。
この言葉を胸に生きてきたジュンスをやがて弟妹たちも受け入れるようになり、愛する女性ドヒ(カン・ソラ)とも巡り会います。
■印象に残っている言葉
ドヒは一見、何不自由なく暮らしている大企業の令嬢ですが、父親が若い女性と再婚したこともあり、誰にも心を開けない女性でした。
そんなドヒの頑なだった心をジュンスが溶かしていきます。
ある日、ジュンスが初めて自分の携帯電話を持った時、彼が登録できる電話番号はドヒと妹のナリ(ソリョン(AOA))、友人のマンドル(キム・ハギュン)の3人でした。
その時、ジュンスはこう言います。
「この世に僕の電話を受けてくれる人が3人もいる、なんて幸せなんだろう」
その姿を見てドヒは思います。
「自分の携帯電話にはこんなに多くの連絡先が登録されているのに、どうして心が満たされないのだろう、あの人はたった3人であれほどの幸せを感じているのに」
ジュンスとドヒは心からお互いを信じ合いながら歩み続けます。この二人の純愛も見ていて心が和みます。
「愛とは誰も気付かない部分を気付いてあげること」
ドラマの中でとても印象に残っている言葉です。
■これはヒーリングドラマ?
恋愛でも友情でも家族においても、相手を理解し認めるというのはとても大切なことのように思います。
この作品には、ありったけの愛がそこかしこに溢れています。
大切な人たちのために、見返りを求めず愛を送ること、そして少しでも笑顔が帰ってきたら、それが自分の力になるのだということをジュンスは私たちに教えてくれます。
133話の長編なので、見るのがちょっと難しいという方は、ぜひ15話くらいまででもいいのでご覧になっていただけたらと思います。
それでも、1話から最終話までご覧になった方には、最高に素晴らしいラストシーンの贈り物が待っていますよ。
日々の生活に少し疲れた時、私はこの作品を見てジュンスから力をもらいます。
何度見ても泣ける作品なのですが、それが決して悲しい涙ではなく、明日への活力になるような不思議な涙なのです。
これは、もしかしてヒーリングドラマとも呼べるのかもしれません。
この作品を見ると、誰かにやさしくしたくなります。家族を大切にしたくなります。愛する人にもっと愛を送りたくなります。
世の中がこんなありたっけの愛で溢れたら、人々はもっと幸せを感じて生きていけるのかもしれませんね。
文=朋 道佳〔とも みちか〕
(ロコレ提供)
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