イム・ジュファン の最新ニュースまとめ
Q 本作の見どころと演じた役の魅力を教えてください。
A 本作は家族がお互いを守り合い、誤った選択をしたときにそれを責めるのではなく、大丈夫だよと受け入れてあげる家族愛を描いた作品であり、そこが見どころですね。
また僕が演じたイ・サンジュンの魅力は“俳優”でいるときとそうでないときのギャップだと思います。
俳優の仕事をしているときは常にカッコつけているけれど、家では長男として家族を気遣い母を愛し、また妹を嫌い…(笑) 家族のために仕事ができることに感謝をしているような、そんな役です。
Q 本作に出演することになったきっかけと、初めて台本を読んだ際の感想を教えてください。
A きっかけは、監督が僕に対して積極的にラブコールを送ってくださったことです。それに僕はこれまで怖い役を演じることが多かったので、少し優しい役を演じてみたかったんです。
台本を読んだとき、これまでの“家族”を描いた作品とは違うと感じました。その違いに魅力を感じて、出演を決めましたね。
Q イ・サンジュンを演じるにあたって、事前に準備したことや研究したことはありますか?
A 特にありません!(笑)
なぜなら、僕そのままなんですよ。役名がイ・サンジュンなだけで、中身はイム・ジュファンだと思ってください(笑)
Q イ・サンジュンは父親の借金を代わりに返しながら家族の面倒を見る長男ですが、どんなに大変であっても家族を気遣うことができるサンジュンの原動力はなんだと思いますか?
A 原動力は…ただ本当に“家族”だから。その家族を自分が守らなきゃいけない、長男でありその家の男として保護しなくちゃいけないという気持ちが大きいのだと思います。
Q 小学校の同級生であるテジュを一途に思うサンジュンの姿が印象的でした…!サンジュンはテジュのどのような面に引かれたのだと思いますか?
A もちろん、かわいらしいからだと思います(笑) それから、同じ長男・長女として共感できる部分もあったのだと思います。またドラマをご覧いただければわかるかと思いますが、テジュは幼い頃に同じクラスの子からいじわるをされるんです。それを見てサンジュンは守ってあげたいと感じていて、そこから段々と恋心を抱くようになりました。
Q 撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
A とてもよかったです。まず監督がとても愉快でエネルギッシュな方でしたから、その雰囲気がみんなに伝染していったように思いますね。
Q 相手役キム・テジュを演じたイ・ハナさんとの相性はいかがでしたか?
A イ・ハナさんと僕は同い年なんです。同じ1982年生まれで今回の作中でも同い年の役だったので撮影現場でも本当の友達のように接することができましたし、演技もリラックスして臨めました。
Q 共演者とのエピソードや撮影の裏話、また一番面白かったNGシーンがあれば教えてください。
A あー、NG!…NGというよりは、一度自分の肩の荷を下ろした瞬間がありましたね。
今まで僕はカッコいい役や怖い悪役など、タイトで冷たい人物を多く演じてきたじゃないですか。でも今回は、妹とドレスルームでコーディネートしながら服を着るというシーンがあるのですが、そのシーンは絵コンテがなかったんです。妹役のムン・イェウォンさんと一緒にアドリブで撮影をしました。ちなみにそのシーンを撮るのにドレスルームをずっと走り回ったりいたずらをしたりして、その日だけで3キロは痩せたと思います。というのも、一回だけ撮るのではなく、カメラの位置を変えながら色々な角度から撮るんですよ。ただ、全てアドリブなので僕自身が何をしたか覚えていないんです(笑) そんなこともあり、何回も撮影をしたので疲れましたが、一番面白かったですし今まで僕が演じた役やシーンの中で一番自由なシーンだったように思います。
Q イ・テソンさんが演じたドキュメンタリー監督のチャ・ユノとテジュと、三角関係になりますよね。
A はい。でも僕としては、もう少し三角関係に関するストーリーを熾烈(しれつ)に描いてほしかったなと思っているんです。テジュがユノを好きになり、そのあとにサンジュンのもとへ戻ってくればいいとまで考えていました。でも作中ではユノを気にも留めず全く嫉妬もせず…。脚本家さんは、むしろそのように描きたかったのだと仰っていました。「サンジュンは一途で、テジュもサンジュンを好きだけれど、ストレスや彼とのよくない記憶のせいでサンジュンを拒むのであって、ユノを好きなわけではない」というご意見だったんです。でも僕は、ドラマではキャラクター同士がぶつかり合うのが面白いと考えているので、そんな内容があればと思ったりもしましたね。
Q タイトルどおり作中では“三姉弟が勇敢に”それぞれ恋愛をされていますが、ドラマ内でジュファンさんが選ぶ推しカップルは…?
A もちろん僕とテジュのカップルです!僕たちのカップルが、一番良かったのではないかなと思います。
Q 本作ではカレーライスがキーポイントとなるそうですね…!ジュファンさんは韓国のバラエティー番組「見習い社長の営業日誌」では素晴らしい料理の腕前を披露されていましたが、得意料理はありますか?
A 「見習い社長の営業日誌」で作ったものが一番得意な料理なので、それ以外はよく分かりません。番組を通して僕がたくさんの料理を作れるかのように見えたかもしれませんが、みなさん僕にだまされているんです(笑)
その料理を作るために家で一生懸命練習しましたし、本作に出てくるサツマイモカレーも日本の映画の中で観たものなんですよ。偶然観た映画の中で、サツマイモカレーを作るシーンがありました。女性がスーパーでサツマイモを買おうとするのですが、とある男性と同じものを取ろうとして譲り合うんです。そこで男性が2個入りだったサツマイモを1つずつ分けようと提案するんです。そして女性に「今日カレーを作るのか、作るのならサツマイモを入れて作ってみたらいい。サツマイモの甘味がカレーの風味をよくするから」と言っていたんです。それを観て、いいアイディアだと思ったんですよ。ちょうど映画を観た数日後に脚本家さんから、記憶に残るカレーは何かと聞かれたので“サツマイモカレー”と答えて、誕生しました。
- ご自身でもサツマイモカレーを作ってみましたか?
- はい。とても流行りましたよね!炊飯器に玉ねぎ、肉、固形のカレールーをいれて炊くとカレーができます。
そこにサツマイモを入れてみました。
Q 本作で特に印象に残ったシーンやセリフはありますか?
A 一番記憶に残ったセリフは「俺はイ・サンジュンだ」です。僕の性格上「俺は〇〇だ、俺はすごいんだ、俺はカッコいいんだ」みたいに言うことは好きではないので、作中でそのように自慢げなセリフを言うことが難しかったです。
Qジュファンさんが考える本作の見どころは?
A やはり家族ドラマですから三姉弟はぶつかり合うこともあるけれど、誰かが何か選択をしたときに、その選択を信じてあげる。それがたとえ上手くいかなくても、理解してあげるんです。“家族だから許される”という部分に注目して観ていただければ面白いと思いますね。ほとんどの家族ドラマは少しコメディ要素があり、ケンカがあり、和解があるのですが、本作では極端な選択をします。ご覧になれば分かると思いますよ(笑)
Q 最近ハマっている趣味や休日のルーティーンなどはありますか?
これは趣味といえるのか…と思われるかもしれませんが、僕は家で映画やドラマを観るのが好きなんです。「あの俳優から見習える部分がある」と思ったら、その俳優が出ている作品を全て観ます。日本の俳優でいうと、綾野剛さんや坂口健太郎さん、小栗旬さんなど僕と同世代の俳優さんたちがどのように演技をするのかが気になります。「鎌倉殿の13人」や少し前の「どうする家康」も観ましたし、小栗旬さんが出演している「日本沈没ー希望のひとー」も観ました。
Q 最近観た日本の映画やドラマ、お気に入りの作品はありますか?
最近観た映画は『ちひろさん』です。その女優の方が出演された他の作品まで探して観ました。ドラマは、木村拓哉さん主演の「教場」を観ましたが、面白かったです。
Q これまで日本には何度いらっしゃいましたか?
2~3年前にパスポートを更新したのですが、昔のパスポートを見てみると、海外に入国した際に貼られる四角いシールが30~40個くらい?そのほとんどが日本への入国シールでした。(笑)
Q 最も印象に残った訪日の思い出はありますか?
九州に行ったときですね。家族旅行だったんですけど、大分の湯布院にも行きました。そこで創業100年以上の宿に泊まりました。まるで天井から忍者が降りてきそうな…(笑) 数年前のことなのですが、いまだに記憶に残っています。
Q 最後に日本のファンの方々へ向けてメッセージをお願いします。
「三姉弟が勇敢に~恋するオトナたち~」は家族の絆、コミュニケーション、愛を感じられる作品です。きっと楽しんでいただけると思いますので僕を信じて、ぜひご覧ください!(笑)
▼作品クレジット表記
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