【ソウル聯合ニュース】核武装論を唱える韓国与党セヌリ党の元裕哲(ウォン・ユチョル)前院内代表は25日、同党議員を中心とする「核フォーラム」を来月4日に発足させると表明した。月1回フォーラムを開き、次第に高度化する北朝鮮の核・ミサイル問題の実質的な解決と朝鮮半島の平和定着に向けたアクションプラン(行動計画)について話し合うという。 元氏は「北の核に対する政策で、新たな変化を図るべきだ」としながら、北朝鮮が核実験を強行するなら韓国も核武装を宣言すべきだとする「トリガー戦略」に言及した。 北朝鮮は朝鮮戦争休戦協定が結ばれた7月27日を「戦勝節」と呼んでいるが、これに合わせ5回目の核実験を実施する可能性もあるとされる。これに対し元氏はトリガー戦略を提唱する計画だ。 初の討論会では、金泰宇(
キム・テウ)元統一研究院長や外交部の申範チョル(シン・ボムチョル)政策企画官らが出席する。元氏はこの討論会の告知を機に、フォーラム参加者を募る予定だ。 しかし、元氏の核武装論は、朝鮮半島の非核化を宣言している韓国政府の政策と国際社会の核不拡散体制に反するものと指摘されている。
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