【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が13日発表した雇用動向によると、8月の失業率は3.6%で前年同月から0.2ポイント悪化した。若年層(15~29歳)の失業率も同1.3ポイント悪化し9.3%と、8月としては1999年(10.7%)以来の高さとなった。 失業率の統計には表れない、アルバイトをしながら就職活動をする人や入社試験に備える学生などを含めた雇用補助指標をみると、「体感失業率」は10.2%だった。 8月の失業率は、蔚山や慶尚南道など造船、海運産業の構造改革が進む地域を中心に悪化したことが響いたと分析される。 8月の就業率は前年同月より0.3ポイント高い61.0%だった。就業者数は2652万8000人で、前年同月に比べ38万7000人増加した。増加幅は7月に20万人台に鈍化したが、再び30万台に回復した。昨年同月に中東呼吸器症候群(MERS)の流行で就業者数が減少した卸小売業の反動増が大きい。 統計庁の雇用統計担当者は「卸小売業の就業者がプラスに転じ、建設業でも就業者が大幅に増加した」とする一方、「製造業は輸出不振が続き就業者の減少幅が拡大した。蔚山と慶尚南道は構造調整のあおりで失業率が上がった」と説明した。
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