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多彩な出演者によるオムニバス形式で繰り広げる舞台「伊賀の花嫁」はコメディタッチで笑いに溢れた、忍者の末裔の婚活物語となっている。インジュン、イルグン、ドゥファンはK-POPアイドルグループ「ヘップバン」のメンバーを、ヒョンジュは韓国から日本へやってきた留学生、ヨミン役を演じる。
忍者の末裔、伊賀三四郎(町田慎吾)は婚活のために上京し暫くしたある日、三四郎の幼馴染・服部すみれ(片山陽加)と偶然の再会を果たす。三四郎は上京してからアイドルにハマり、“おまいつ”(「おまえいつもいるな」の略で、アイドルのイベントやコンサートにいつもいる人)となり、結婚はできないまま。一方すみれはレコード会社に勤め、忙しい日を送りながらも、婚約し結婚式をあげる予定と、疎遠になっていた2人をとりまく環境は、会わない間に大きく変わっていた。日本にやって来たK-POPアイドルグループ「ヘップバン」は、すみれを連れ、秋葉原で見たアイドルファンの“オタ芸”に感銘を受ける。
そこで出会ったTO(トップオタク)、仕事の楽屋で出会った演歌歌手、また、留学生ヨミンが出会った巫女の2人など、そうした出会いと、様々な人々のストーリーがひとつになっていく。
ヘップバンの3人は、新人アイドルのように元気でハツラツとしており、オタ芸に興味津々。すみれもクタクタとなってしまうほどに、落ち着きなく子供のようにはしゃぐ3人だが、その中でも、時にリーダーの顔をみせるのはイルグン。そして元気いっぱいのインジュン、グループの末っ子ドゥファンと本当のグループのように、3人とも息の合った演技を見せた。舞台の随所では、アイドルらしくキレッキレの“オタ芸”を披露した。
韓国からやってきた留学生ヨミンは、日本文化を学ぶため巫女のもとへ訪れた。純粋なヨミンは、性格が正反対の2人の巫女に翻弄されながら、“いい子”の殻を破りたいという気持ちが膨らんでいく。
ヒョンジュは、初々しい日本語で可愛らしい姿を披露。
素直で純粋だが、好奇心に溢れた一面も見せ、「もっと激しく生きたい」という自分の本心を出していく様子を堂々と演じきった。
いくつものストーリーが重なる中で、盛り込まれた笑いと、感動。最後は笑顔に包まれる楽しい舞台となっており、ラストのダンスシーンは圧巻である。
出演者たちの仲の良い温かい雰囲気が伝わってきて、インジュン、イルグン、ドゥファン、ヒョンジュの堂々と、そして楽しんで演じる姿が見ることができる。
アイドルといったキレのあるダンス、キラキラした笑顔も見ることができ、最後まで楽しめること間違いなし。
個性的な役者が揃った、舞台「伊賀の花嫁」は1月13日(金)を皮切りに、22(日)まで15公演行われる。役者としてのインジュン、イルグン、ドゥファン、ヒョンジュの日本語演技と、これからのさらなる成長に注目したい。
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