トランス脂肪酸含有量の表示基準、食品安全庁が示す

年末から施行されるトランス脂肪酸含有量表示制度の具体的な試案がまとまった。

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　食品医薬品安全庁は、1食分当たりのトランス脂肪酸含有量が0．5グラム未満なら「トランス脂肪酸ゼロ」、0．2グラム未満なら「無トランス脂肪酸」と表記させる方針を23日に明らかにした。また、悪玉コレステロール値を上昇させる飽和脂肪酸に対する管理も重要だとして、栄養成分の表示基準を一層強化する。

　2010年からは1食当たりのトランス脂肪酸含有量が0．2グラム未満なら「トランス脂肪酸ゼロ」、トランス脂肪酸含有量が0．2グラム未満で飽和脂肪酸含有量が1．5グラム未満なら「無トランス脂肪酸」と表示できるようにする考えだ。

　食品メーカーは昨年9月初めに告示された「食品などの表示基準改正案」に基づき、今年12月からは肥満や糖尿病、心血管疾患などの原因とされる糖類やトランス脂肪酸、コレステロールなどの含有量を表示しなければならない。対象となるのは、パンやキャンディ、チョコレートなどの菓子類やめん類、レトルト食品、飲料などだ。


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