キム・ヒョンス の最新ニュースまとめ
韓国で、ことし5月に発売したデビューアルバムが瞬時にゴールド・ディスクを獲得し、ツアー16公演で3万人を動員するなど、圧倒的な歌唱力と絶妙なハーモニーで、熱狂的な女性ファンが急増中。そんな“運命のハーモニー”を奏でる「フォルテ・ディ・クアトロ」が満を持して日本初上陸を果たした!
11月1日(水)に日本1stアルバム「フォルテ・ディ・クアトロ」をリリース。翌2日(木)には、都内で1日限りのショーケースを開催し、会場を埋め尽くした400人を魅了した。
ついに“K-Classic”の幕開けを告げた「フォルテ・ディ・クアトロ」の4人に、興奮冷めやらぬショーケースが終わった後、話を聞いた。
<B>―まずは自己紹介からお願いします。</b>
コ・フンジョン:「フォルテ・ディ・クアトロ」でリーダーを務めている、ミュージカル俳優のコ・フンジョンです。
イ・ビョリ:イ・ビョリです。テノールを担当しています。
TJソン:一番低い音域を担当しているバスのTJソンです。
キム・ヒョンス:「フォルテ・ディ・クアトロ」のテノール、キム・ヒョンスです。
<B>―11月1日にアルバムが発売され、先ほどデビューショーケースを終えたばかりですが、日本で活動を始めた気分はいかがですか?</b>
コ・フンジョン:とても感謝しています。ワクワクしているし、期待が大きいですね。日本の方が僕たちの音楽を聴いて、どのように感じてくださるのか気になるし、多くの方に僕たちの音楽を聴いていただきたいです。これから、皆さんの前で歌える機会が増えていったらうれしいです。
<B>―ショーケースでも、観客の皆さんが熱狂的な声援を送っていましたが、どのように感じていらっしゃいますか?</b>
イ・ビョリ:こんなことを思いました。(日本語で)日本のステージは私たちの運命です。ステージ自体とても響きがよく、あたかも自分たちがショーケースをするために準備されたかのような素晴らしいホールで、ステキな観客の皆さんとご一緒できたので、今後もこのような公演ができたら、どれだけうれしいか、という期待が膨らみました。
TJソン:主催側のほうでも、素晴らしい方々を招待してくださったので、皆さんがどのように僕たちのステージを楽しんでくださったのかも気になります。
キム・ヒョンス:今の気分を例えて言うなら、エキサイティングなアトラクションに乗る直前のような感じです。
<B>―もう少し皆さんのことを知りたいので、隣にいるメンバーの魅力を教えてください。まずはコ・フンジョンさんから見たイ・ビョリさんの魅力は?</b>
コ・フンジョン:イ・ビョリ君はルックスが可愛いし、心が温かいので、隣の家のアジョシ(おじさん)みたいな(笑)。本人が持つ精神世界がはっきりしているので、それが音楽に投影されているんじゃないかなと。とても、集中力のある人です。
<B>―イ・ビョリさんはグループの中で末っ子ですよね。</b>
TJソン:一番末っ子ですが、早生まれなので、学年でいうと僕と同い年です。
イ・ビョリ:だから友達です(笑)。
<B>―続いて、イ・ビョリさんから見たTJソンさんの魅力は?</b>
イ・ビョリ:テジン(TJソン)は、「フォルテ・ディ・クアトロ」の中で、重要な地盤となる部分を担当しています。そして、ただどっしりとしているだけではなく、ポップ的な要素も持ち併せているので、彼のおかげで、さまざまな音楽を表現できていると思います。
<B>―そして、TJソンさんから見たキム・ヒョンスさんの魅力は?</b>
TJソン:4人の中で、一番独特なスタイルを持ち、クリエイティビティの創始者のような(笑)。
一同:ハハハ。
TJソン:僕たちのカラーを作り出してくれる機械、アイディアマンとも言えます。何より美声の持ち主であり、2人(キム・ヒョンスとイ・ビョリ)が高い音域を担当しているので、大変だろうと思いますが、その高音で、聴く人の心を震わせる声を持っています。ムードメーカーでもありますね。
<B>―最後に、キム・ヒョンスさんから見たコ・フンジョンさんの魅力は?</b>
キム・ヒョンス:フンジョン兄さんは、音楽性とか歌唱力はもちろん素晴らしくて、パッと見は冷たい印象ですが、心は温かい人で、僕ら弟たちにも合わせてくれるし、まさにリーダーという存在です。
TJソン:カリスマ性というより、ユーモアがありますね。
キム・ヒョンス:思ったより面白いです(笑)。
コ・フンジョン:(苦笑いしながら)コントロールの効かないメンバーたちです。
<B>―ショーケースでも登場のあいさつで、K-POPアイドルのように、メンバー全員で声を揃えてあいさつし、4本指を立てて、ポーズを取っていましたね。</b>
TJソン:これからはやらないようにしましょう(笑)。
キム・ヒョンス:(片足で立ち、もう一方の足の膝を曲げて4の形を作る)こうやってするわけにはいかないじゃないですか。
コ・フンジョン:僕たちはクロスオーバーのグループであり、典型的なクラシックのグループというわけではないので、明るく楽しく、個性を持たせようかなという次元で、アイドルのようなあいさつを考えてみました。
キム・ヒョンス:そして、“4人の力”ということで、指で4を表しました。
Aどなたがこのポーズのアイディアを出したんですか?</b>
TJソン:誰がというわけでもなく。
コ・フンジョン:自然にですね。
キム・ヒョンス:もしかしたら、これから変わるかもしれません。4本指を立てていますが、“力”という雰囲気を出すために、拳を握ったり。
TJソン:「ファントム・シンガー」の決勝戦のとき、僕たちの番号が2番だったんです。それで、「「フォルテ・ディ・クアトロ」、2番(と両手でピースサインをするように2本指を立てる)」と投票を呼び掛けていたので、そこからきたのかな。だから、指のポーズがなかったら、あいさつのとき、ぎこちなかったかもしれませんね。
<B>―皆さんはその「ファントム・シンガー」で優勝された方たちですが、韓国では最近、オーディション番組が多いですよね。オーディションで優勝した秘訣を教えてください。</b>
コ・フンジョン:「ファントム・シンガー」は、史上最高のハーモニーを持つグループを選抜するという番組だったので、史上最高とまではいかないかもしれませんが、一番キレイなハーモニーだったから、多くの方に選んでいただいたのではないかなと思います。
TJソン:ほかのオーディション番組と違って、1人が上手くてもダメで、むしろ1人のときに輝かなくても、みんな一緒になったとき輝きを放つ、というグループだったのかもしれません。だからこそ、多くの方の心を動かしたのではないかと思います。
キム・ヒョンス:僕たちが優勝できたのは、まさに“運命”です。
<B>―皆さんは「ファントム・シンガー」で出会う前は、それぞれに活動されていましたが、どのようにして、ここまでのハーモニーが奏でられるようになったのでしょうか。</b>
コ・フンジョン:もちろん、美しいハーモニーを奏でるには個々の能力も大切なんですが、それ以上に、歌うときに、自分の声をより際立たせたい、という欲を僕たちはいい意味で持っていなかった。自分の声を主張するのではなく、お互いの声をしっかり聴くという配慮が重要なんですが、そういう性格の4人が集まったからこそ、ハーモニーが上手くできているのかなと思います。
TJソン:1対1のソロ対決のとき、脱落してしまった人でも、ソロで聴いた場合は、僕たちより上手い人もいたんですが、僕たちはお互いにそれぞれの声を聴くという気持ちが強いんだと思います。
<B>―ステージでも皆さんの息がぴったりですが、会ってすぐに仲良くなったんですか?</b>
コ・フンジョン:ハイ。
キム・ヒョンス:ちょっとケンカしました(笑)。
TJソン:ハハハ。ケンカしていないですよ!冗談です(笑)。僕たちは、まず歌に集中して、良い音楽を届けようという目的を持ってスタートしているので、歌を通じて、すぐに仲良くなれましたね。
キム・ヒョンス:会ったときから、お互いに気を遣わなきゃと意識しなくても、良い音楽を作りたいという思いが同じなので、自然にお互いを配慮しながら、やって来られたんだと思います。だから、1つの曲の中でも、ソロパートがあったとしたら、ほかの3人はソロパートが引き立つように歌う、というようなことが自然にできていましたね。
TJソン:すでに、その段階ではそれぞれの歌をモニタリングした後だったので、それぞれどういう声、長所を持っているのか、ということをお互いに分かっていたので、フンジョン兄さんがメンバーを上手く生かすには、どうしたらいいのか、みんなの引き立て方を考えてくれて、メンバーもそれに合わせました。
<B>―それでもイ・ビョリさんは年下ということで、メンバーに気を遣ったりはしないですか?</b>
イ・ビョリ:一番上のフンジョン兄さんとは5歳ぐらいしか離れていないし、フンジョン兄さんはエネルギッシュでマインドがすごく若いんですよ。僕とかテジン(TJソン)ぐらいに。
キム・ヒョンス:どうしてそこに、僕のことは入れてくれないの?(笑)
一同:ハハハ。
イ・ビョリ:ヒョンス兄さんも2歳年上なんですが、(コ・フンジョンは)長男、(キム・ヒョンスは)次男という感じで、僕が未熟な部分があって、戸惑ったりしたりしていると、2人がよく面倒を見てくれるんです。だからこそ、無理なくここまで来られたんじゃないかなと思うので、いつも感謝しているということを強く伝えたいです。
TJソン:ビョリは消極的なスタイルなんですが、コンサートを重ねるうちに、少しずつ本来の性格が出てきましたね。
イ・ビョリ:消極的ではなく、あくまで静かなんです!
TJソン:消極的だと思っていたのに、静かだったと。
キム・ヒョンス:でも、静かじゃないよね?
TJソン:そうだね。
<B>―こういう楽しいやり取りが、「フォルテ・ディ・クアトロ」のコンサートは、トークも楽しいと言われるゆえんなんですね。</b>
コ・フンジョン:ありがとうございます!
<B>―ショーケースでも日本語曲を披露されていましたが、外国語でハーモニーを奏でるのは難しくなかったですか?</b>
コ・フンジョン:思っていたより、大変ではなかったですね。
キム・ヒョンス:今までイタリア語、英語、スウェーデン語、韓国語で歌ってきて、今回初めて日本語で歌ったので、感慨深いものがありました。日本は隣国のせいか、思いのほか、日本語が口に馴染みやすくて、良かったと思います。
コ・フンジョン:むしろ歌いやすくて、ハーモニーを作り上げるのに助けになったのではないかと思います。
<B>―ちなみに皆さんは、日本語はどれぐらいできるんですか?</b>
コ・フンジョン:まだまだ。
キム・ヒョンス:乳幼児ぐらい(笑)。
TJソン:生まれたばかりぐらいのレベル。
キム・ヒョンス:ビョリは賢い幼児ぐらい?
コ・フンジョン:僕たち、日本語にも関心を持っているので、もうちょっと頑張って勉強して、日本の皆さんともコミュニケーションが取れるようになったらいいなと思っています。
キム・ヒョンス:さっき、事務所の代表が日本語の塾に通わせてくれると言っていました(笑)。
TJソン:先ほどのショーケースで感じたんですが、「永遠にあなたのもの」という曲を日本語で歌えたら、もっと感動を伝えられたんじゃないかなと思います。歌詞がとても良いので。
キム:ヒョンス:例えばこんな感じです(とアカペラで歌い出す)。
<B>―うわ~、素晴らしいですね。「永遠にあなたのもの」の日本語バージョンができる日を楽しみに待っています。</b>
TJソン:いま即興で歌いましたけど、日本語の歌詞になったら、本当にすごくよく合うと思います。
<B>―今回、韓国のクロスオーバー・シンガー・グループとして日本に初上陸したわけですが、クロスオーバージャンルをどのように鑑賞すれば楽しめるのか、楽しみ方を教えてください。</b>
コ:フンジョン:日本1stアルバムは、クラシック、ポップ、歌謡などさまざまなジャンルの音楽を取り入れていて、それを僕たちのスタイルに合わせて歌っています。4人のカラーを生かし、それぞれはっきりした個性を発揮しながら、ハーモニーが構成されているので、そういった部分を楽しんでほしいなと思います。
TJソン:そして、機会があれば、ぜひライブで聴いてほしいです!
キム・ヒョンス:楽器もとても質のいいカルテットの演奏を聴くと、鳥肌が立つと思いますが、四重唱も同じです。
TJソン:本当にそうですね。ライブで楽しんでいただけると、僕たちの良さが分かっていただけると思います。
<B>―日本1stアルバムの中で、それぞれおすすめの曲を教えてください。</b>
TJソン:「愛の教科書」です。「ファントム・シンガー」では、ほかのグループが歌ったんですが、この曲はクロスオーバーに合う曲だなと思います。僕たちもこの曲で、ハーモニーを通して、感動を与えられると思ったし、たくさんの方に愛されている曲なので、おすすめです。
キム・ヒョンス:「愛のファンタズマ」です。この曲は自分が選んだということと、メロディ自体、皆さんも聴き慣れたメロディで、僕たちの勇壮さも上手く表現できているのではないかと思います。また、アルバムに収録されたものと、ライブで歌うときは、ちょっと変えているんで、まずはアルバムで聴いてもらって、その後、ライブで聴くと、その違いも楽しめると思います。
イ・ビョリ:さまざまな曲が収録されていますが、その中でも1番型破りな曲というのが「Destino~運命」ではないかなと思います。日本語でも収録されているので、より愛着を持っています。日本の皆さんにとっても、意味のある曲ではないかと思います。普段クラシックを聴いている方も、こういった型破りなクラシックの音楽は新鮮だと思うので、おすすめの1曲です。
コ・フンジョン:僕は「オデュッセイア」が一番好きだし、おすすめの1曲です。「ファントム・シンガー」でも、僕たちがチームを結成して、初めて歌った曲でもあるんですが、自分たちのカラーが上手く出せているんじゃないかなと思います。曲自体も勇壮で、神秘的な部分もあるし、4人の声に上手くマッチしていると思うので、歌うときも、聴いているときもいいなと自負している曲です。
<B>―寒くなってきたこの時期に聴くには、皆さんの曲はぴったりですよね。</b>
コ・フンジョン:冬に似合う曲もたくさんあります。
TJソン:いつも僕たちの音楽が皆さんの希望、ヒーリングになればいいなと思っていて、ファンレターでも、僕たちの曲を聴いて癒された、という内容のものをよくいただくんです。
キム・ヒョンス:例えば、うつ病になって、薬を飲んでも効かなかったのに、僕たちの曲を聴いて、よくなったということをファンレターでいただいたりすると、むしろ僕たちもありがたいなって。何でもない存在の僕たちが、皆さんにとって重要な存在になれているんだなと感じて、うれしくなりました。
<B>―今後どんなグループになっていきたいか、目標を教えてください。</b>
コ・フンジョン:日本1stアルバムがリリースされて、韓国でも2ndアルバムがもうすぐリリースされます。そして、その2ndアルバムを引っさげ、韓国でツアーを行います。どんなアーティストさんもそうだと思いますが、1人でも多くの方に自分たちの音楽を聴いてほしいし、長く活動を続けて、ステージや音楽を通じて、たくさんの方と出会っていきたいですね。
来日は2度目だという「フォルテ・ディ・クアトロ」は、前日に来て、この日の深夜便には帰国するというハードスケジュールだったので、「疲れていませんか?」と聞いてみると、リーダーのコ・フンジョンは「僕たちよりスタッフさんや通訳さんのほうが疲れているんじゃないかな」と周りを元気付け、気遣うスマートさを見せていた。
また、ソロカットの撮影では、周りで見ていた他のメンバーたちが茶々を入れながら、楽しい雰囲気を漂わせるなど、仲睦まじい様子だった。
そんな彼らの息ぴったりの歌声を聞き、「癒やされた」「感動と喜びをもらった」「活力の源」と心を震わされるファンも多く、「ファントム・シンガー」でも「彼らのハーモニーは天国から贈られた声のようだ」と審査員に評された「フォルテ・ディ・クアトロ」。日本でも“K-Classic”旋風を巻き起こすのか注目だ。
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