カン・ドンウォン の最新ニュースまとめ
本作では、これまで見たことがない極悪非情な詐欺師役に挑戦した国際派俳優イ・ビョンホン、知能犯罪捜査官役で冷静と激情を交えた新たな魅力を開花させたカン・ドンウォン、善悪の狭間に生きる野心家の天才ハッカーを熱演したキム・ウビンの韓国3大スターがそろい踏み。カリスマ性詐欺師に、知能犯罪捜査官と天才ハッカーが挑むという構図で、3人の“マスター”が凄まじいオーラで大激突!
「監視者たち」のチョ・ウィソク監督がメガホンを取り、カーチェイス、銃撃戦、生身の肉体バトルなどの壮絶アクションと、敵の行動や心理を探りあうスリリングな頭脳戦が絡み合う、ダイナミックな攻防戦が観る者全てを物語に引き込み、韓国では観客715万人を動員し、大ヒットを記録した。
そんな超娯楽巨編を引っさげ、日本では実に7年ぶりとなる舞台あいさつを行ったカン・ドンウォン。待ちわびていたファンへのサプライズとして、客席後方から登場するという演出で、ステージまでファンとハイタッチしながら通路を歩き、客席からは悲鳴のような大歓声が上がった。
「お久しぶりですね」と日本語であいさつするカン・ドンウォンをファンは大きな拍手で大歓迎。変わらぬカッコよさを誇るカン・ドンウォンと近くで触れ合い、うれしさのあまり、涙ぐむファンも。
司会者が、「オープンしたばかりのTOHOシネマズ上野での舞台あいさつ、ありがとうございます!」と言うと、カン・ドンウォンは「おめでとうございます!設備とかが韓国の映画館と似ていますね」と劇場のオープンを祝福し、質疑応答がスタートした。
<B>―すでに何度も日本に来ていると思いますが、気に入っている日本食は何ですか?</b>
そばが大好きで、寿司も好きだし、好きなものがたくさんあって。トンカツ、天ぷらも好きですね。食べるのが大好きです。ほかに楽しみがあまりないので(笑)。
<B>―今回、刑事役は初めてですよね。</b>
(日本語で)ハイ、初めてです。
<B>―撮影はいかがでしたか?</b>
フィリピン・マニラで1か月ぐらい撮影したんですが、それが本当に大変でした。朝から30何度というぐらい気温が上がって、すごく暑かったんです。それと、その場所は貧民街で、想像していた以上に、住民の皆さんが苦労の多い生活をされていたので、最初はそれを見守るだけでも、心が痛みました。この映画は腐敗した政治社会を描いているんですが、貧富の差を強く感じたので、胸に響くものがありました。
<B>―劇中、ケガをされたのではないか、というぐらいすごいアクションを展開されていますが。</b>
インタビュー記事をご覧になった方はご存知かと思いますが、撮影中本当に危険な事故がありました。爆発のシーンではなかったんですが、ガラスが割れるシーンで、破片が顔に飛んできて、首にもガラスが刺さってしまい、すぐに病院に行きました。内側から3針、外側から4針ぐらい縫うケガを負い、もう引退しないといけないかと思いました(笑)。顔中から血が流れてしまって。
<B>―イ・ビョンホンさん、キム・ウビンさんとの演技対決も見ものですが、共演してみていかがでしたか?</b>
ウビンとは撮影を通して、すごく仲良くなりました。僕の感覚では、年の差がそれほどなかったので。何歳差だろう?ウビンは何歳だったっけ?(笑) とにかく、楽しく過ごしました。ビョンホン先輩とは、一緒に出演するシーンがそれほどなかったんですが、現場では本当に楽しく撮影できました。
<B>―イ・ビョンホンさんが「MASTER/マスター」のプロモーションで来日されたとき、カン・ドンウォンさんのことを絶賛されていたんですよ。何か印象に残っていることはありますか?</b>
ビョンホン先輩は集中力が素晴らしくて、すごく勉強になりました。セリフ回しや発声もよくて、僕も頑張らなきゃと思いました。
<B>―映画俳優として活躍されていて、視野を世界に広げていると思いますが、いつか一緒に仕事をしたい監督はいらっしゃいますか?</b>
日本映画にも出演したいですね。機会がそれほど多くはないですが。是枝裕和監督や中島哲也監督など、素晴らしい方たちと一緒に映画を撮れたらいいなと思っています。いつでも心は開いているんですが、準備ができているかは分からないです(笑)。日本語での演技が可能かどうか。(日本語で)7年前より、日本語がどんどんどんどんいいけど、まだ無理じゃないかな(笑)。
<B>―ここまで日本語で話せているわけですから、さらに勉強されたら、あっという間じゃないですか。そして、きょうこれだけ取材記者の方がいて、お客様もたくさん応援していますから、是枝監督や中島監督にすぐ伝わると思います。</b>
頑張ります!
<B>―最後、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。</b>
「MASTER/マスター」だけでなく、今後日本で公開していただけるのではないかと思う作品もいくつか準備しています。日本の原作のものを映画化した「ゴールデンスランバー」の撮影が終わっていて、韓国では6月に公開される予定なので、その作品で、また日本に来たいと思っています。ほかにも、日本の原作ものでいうと、「人狼 JIN-ROH」を撮っているので、これからも良い作品を撮って、また皆さんとお会いしたいです。来年も頑張りますので、たくさんの応援をお願いします。どうもありがとうございます。
最後のあいさつを終え、客席から大きな拍手が送られたカン・ドンウォンは、日本語で「ありがとうございます。お疲れさまでした」と頭を下げ、ステージを後にしようとすると、司会者から「まだお仕事が残っています」とフォトセッションがあることを告げられ、「あ~」と照れ笑い。そして、取材陣に向けてポーズを取った後、客席にも大きく手を振り、大盛況のうちに舞台あいさつを終えた。
終始、にこやかな笑顔でファンと触れ合っていたカン・ドンウォンだが、「MASTER/マスター」では、悪の権化と化すチン会長(イ・ビョンホン)に正義の鉄槌を下そうと、ストイックなまでに努力するキム・ジェミョン役を演じ、カーチェイス、接近戦、銃撃戦まで自らこなし、強靭な男らしい姿を披露している。
映画『MASTERマスター』カン・ドンウォン舞台挨拶
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