故ジョンヒョン（SHINee）が残した「幻想痛」とは…

「ファンサントン＝幻想痛」…辞書には、体のある部位や臓器が物理的にない状態にもかかわらず、あるかのように感じる感覚を意味するとある。“ホットンジュン＝空痛み”とも表現する。

ジョンヒョン（SHINee） の最新ニュースまとめ

　来年初めに発表される予定だった故ジョンヒョン（SHINee）の新曲のタイトルが、「幻想痛（Only One You Need）」だった。ジョンヒョンは最後にファンへ「幻想痛」をプレゼントした。

　予想通りなら、ジョンヒョンのニューアルバムは来年1月ごろに発売されるはずだった。しかし急な別れにより、新曲の公開日程も未定だ。今月9日と10日に行われたソロコンサート「INSPIRED」を訪れたファンだけが、未発表の新曲を聞くことができた。

　ジョンヒョンは「幻想痛」について、「愛する人がいたが消えてしまってつらい時、悲しまないでと言ってあげたくて曲を作った」と紹介したと伝えられている。今となっては自分が去った後、残ったファンを配慮した歌となってしまった。

　実際にジョンヒョンはコンサート前から死についてよく考えていた。遺書も予め準備されていたことが確認されている。ジョンヒョンは惨憺たる心境で「幻想痛」を歌ったが、誰も彼の状態に気づいてあげられず気の毒な気持ちだけが残る。

　ジョンヒョンはコンサートで「幻想痛」だけでなく、「どんな気持ちになるだろうか（I’m So Curious）」、「Take The Dive」といった新曲を披露した。残念ながらジョンヒョンは、自ら手掛けた大事な歌を世の中に出すこともできずに去ってしまった。