韓国政府、北朝鮮と板門店チャンネルで通話＝会談言及なく終了

韓国政府は4日午前、北朝鮮と板門店の連絡チャンネルで開始通話をおこなったと明らかにした。しかし政府が提案した高官級会談関連の対話はなかった。

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　統一部はこの日午前9時30分ごろ、北朝鮮側が板門店の連絡チャンネルを通じて連絡し、業務開始を知らせる通話をおこない、相互回線を点検したと伝えた。

　これに先立ち、通常業務開始時間である午前9時に韓国側が先に通話を試みたが、北朝鮮側が応答しなかった。その後30分経って北朝鮮側から連絡が入り通話がなされた。　

　通話で韓国側の連絡官が「知らせる内容があるか」と尋ねたが、北朝鮮側は「ない。知らせる内容があれば通知する」と答えた。通話は1～2分ほどおこなわれた。

　前日午後3時30分ごろ、北朝鮮が板門店の連絡チャンネルを通じて先に接触してきており、2016年1月の開城工業団地の全面中断で遮断された板門店の通信チャンネルが23か月ぶりに復旧した。

　李善権（リ・ソングォン）祖国平和統一委員長はこれより先に、朝鮮中央テレビを通じて、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の指示で、板門店の連絡通路を開通すると明らかにした。