五輪に合わせて9日に来韓する予定の金与正氏(右端)や金永南氏(手前)=(聯合ニュース)
五輪に合わせて9日に来韓する予定の金与正氏(右端)や金永南氏(手前)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、平昌冬季五輪(9日開幕)の開会式に出席する北朝鮮側の代表団と米国側との接触が取り沙汰されていることに関連し、外務省のチョ・ヨンサム局長の発言を報じた。チョ局長は「明白に言うが、われわれは南朝鮮(韓国)訪問期間に米国側と会う意向はない」と述べた。 またチョ局長は北朝鮮代表団の訪韓は純粋に冬季五輪に参加し、開催を祝うためと強調。「冬季五輪のようなスポーツの祭典を政治的空間として利用しない。そのような必要も感じない」と語った。 米国からはペンス副大統領を団長とする代表団が平昌五輪の開会式に出席する。北朝鮮からは金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)氏ら高官代表団が出席する予定で、米朝間の接触があるかどうかが注目されている。 一方、米トランプ政権はペンス氏の開会式出席を正式発表して以降、韓国でペンス氏と北朝鮮高官との会談は「設定されていないし予定もない」と繰り返し表明してきた。ただ、ペンス氏は「私から北朝鮮への面会要請はしていないが、どうなるか様子を見よう」と述べるなど、北朝鮮と接触する可能性を否定しなかった。
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